2024年5月16日、第13回『他社留学ラボ』を開催し、他社留学の卒業生と関係者が集まり交流を行いました。
他社への越境経験を思い出すことに繋がればという想いで、今回は卒業生の所属企業で、
携帯電話、IoTのインフラ・ネットワーク構築・運用保守を手掛ける「ベイシス株式会社」にて開催しました。
金融会社や電力会社、メーカーなど、異業界・異職種で、全く異なる方々にご参加いただき、
今回のテーマ「所属組織の未来について考えよう」について、参加者全員で議論を行いました。
和やかな雰囲気の中、皆さん自然体で語っていただき、興味深い話が次から次へと出ました。
会議室に入ってまず目に入ってきたのは、壁にディスプレイされた、サッカーのユニフォーム。
ベイシス株式会社は、広島県福山市を中心とした備後エリアをホームタウンとする
社会人サッカークラブ、福山シティフットボールクラブのトップパートナー企業ということで、
サイン入りのユニフォームが飾られていました。そんな素敵な会議室に卒業生が集まりました。
ファシリテーターは、他社留学のサービス開発から携わっている、組織変革&事業開発コンサルタントの
西村統行氏。「ご自身の未来について、考えていることを話してみましょう」という言葉からスタート。
「親の影響で、良き人として生きたいという想いがあります。子供に恥ずかしくない、笑って楽しいよ、
と話せるような仕事がしたい。」
「私も親の影響で、葬儀に沢山の人が集まるような生き方をしたいと思っています。自分の足跡を社会に残していきたい。」
まずは親の影響を受けて、ご自身の軸ができたことが話題に。
その他にも
「会社にキャリアを依存せずに働いている人を増やしたい。そのために、社外で全く異なることを
している姿をメンバーに見せている。」
「私は半径5mを大事にしています。自分と接した人がより良い未来を生きられたらいいなと
思っているので、人と人の縁を大切にしています。」と各々の未来やご自身の軸について語っていただきました。
話題は、自分の軸から外との「コラボレーション」へと展開。
「コラボレーションする上で“志”が大事だと思う。協業するとき、詳細を決めて始めることもありますが、
“一緒にやりましょう、それで何やります?”みたいなこともある。目指す未来が一致していることが大事で、
そこさえ一致していればアイディアは意外と出てくるもの。」
という意見や
「会社と自分の未来を考えて、世の中のためになる良いこと、社会貢献がしたい。」
「社会課題の解決、というのは重要なワード。会社もそれに関して何をやっているか
説明できるようにしておかないといけない時代になった。」
と事業と社会課題の解決を繋げることも大事だという意見が出ました。
さらには、
「事業を考える人と、形にして実現する人は別でいい。自分で全部やらなくてもよくて、
お互い協力していけばいいのではないか。」と各々の得意分野を活かして、協力すればいいという意見も出ていました。
その他、協業の難しさに関する悩みや卒業生同士の会社で一緒にできることがあるかもしれない、
という楽しい未来の話も出ていました。
その後は、「部署横断」に関する話題へ。皆さん、どの企業でも部署横断の難しさを感じているようで
「組織が縦割。保守的な人もいれば、協力的な人もいるので、話を進めるのが難しい。」
「元々関係性がある人であれば話しやすい。社内人脈があるかどうかでも変わってくる。」とそれぞれの現状に基づいた意見が出ました。
そんな中、
「他社留学で越境経験をした人材は、社内でも越境して、部門の壁を壊すこともできるから適任ですね。」
という意見も。たしかに、と共感する声もありましたが、全てがその人に集中してしまって
高負荷になってしまうリスクもある、という経験者からの意見もありました。
最後には、
「部署の壁はあってもいいが、細胞壁の水をどう通すかが大事なことだと思う。」
「壁を開閉式にして、情報の流通性を高める。でも、もっと大事なのは志の繋がり。
表面的な繋がりは作りやすいが、志の流通性を高めるのは難しいから、やり方を考えないと。」
という話になりその仕掛け作りとして、業務内での企画参加型の研修、業務外でのイベントや懇親会、
社内メディアの活用などの案が出されていました。
色々な業種・職種・役職の違いから、それぞれの立場で率直に意見を出し合っていただき、
あっという間に終了時間を迎えました。
他社留学ラボの後は、参加者全員で懇親会を行いました。皆さん飲食を楽しみながら、仕事や組織の
真面目な話から、プライベートな話など、多岐に渡る話題で盛り上がり、笑顔で楽しい時間を過ごしました。
(話し足りなかった皆さんは、二次会に行かれて、夜遅くまで熱く語り合ったようです)
終了後のアンケートでは
「色々な対話ができ、とても楽しかったです。皆さんのバイタリティの高さや行動力は
非常に刺激的であり、もっともっと自己変革していかないと。」
「新たな気づきや今後の未来に向けたヒントを得ることができた。」
「他社留学を踏まえて今後の話をすることができ、モチベーションの向上に繋がった。」
など、ご回答いただきました。
次回、第14回他社留学ラボは2024年10月3日(木)18時半より開催予定です。
詳細な時間や場所等、確定しましたら改めてご連絡させていただきます。
数年ぶりの方も、まだ参加したことがない方も大歓迎です。
毎回同じメンバーが参加しているわけではないので、安心してご参加ください。
ラボに対するご質問・ご要望等もございましたら、気軽にご連絡ください。
【過去の他社留学ラボ開催レポート】
第12回「留学前と留学後の変化とは」
第11回「留学後の心のモヤモヤについて考える」
第10回「フリーディスカッションー卒業生と現役留学生の交流会」
第9回「所属企業と留学先のカルチャーの違いについて考える」
第8回「組織の変革の灯火を共創していく」
第7回「越境後の衝撃と小さな行動」
第6回「他社留学を起点に組織を変えるには」
第5回「留学後のチャレンジ」
第4回「イノベーターとして自分・組織をどう変えていくか」
第3回「留学で得た知識と体験を現業にどう活かすのか」
第2回「一体、私たちは何を学んできたのだろう?<留学生による共有会>」
第1回 プレキックオフイベント
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