第4回『他社留学ラボ』開催レポート

「イノベーターとして自分・組織をどう変えていくか」 卒業生、現役留学生が意見交換

2020年6月24日、第4回『他社留学ラボ』を開催しました。
当初3月に予定していたラボですがが、新型コロナウィルスの影響で延期となっていましたが
ぜひ開催してほしいという留学生からのニーズもあり、実施を決定しました。

今回はコロナ禍での開催ということで、初のオンラインでの開催となりました。
他社留学の卒業生と現役留学生、準備中の留学生が集まり、
今回のテーマである「イノベーターとして自分・組織をどう変えていくか」について
オープンに語り合いました。
その内容の一部をご紹介します。

ファシリテーターは前回同様、人材開発コンサルタントの西村氏。(株式会社ここはつ 代表取締役)
今回は、卒業生と現役留学生の2名からご自身の留学内容や留学から学んだことなどを
シェアしていただき、その上で留学生同士で意見交換を行っていただきました。


まずは、日本原燃株式会社からユニリーバ・ジャパンへ留学した経験を持つ卒業生から
発表を行っていただきました。
(事例はこちらから →http://nanasan.essence.ne.jp/case/nihongenen

 留学した背景、留学先での6か月に渡る様々な経験についてお話いただいた後、
そこからの学び、感じたことなどを詳細にお話しいただきました。

「これまで上から下におりてきた仕事をやっていたが、留学先では常にやりたいことを問われました
 社内で知りたいことを調べていくうちに自分が一番詳しくなって、質問される側になったという
 経験があり、当事者意識が芽生えました。さらに、それがリーダーシップにつながっていきました。」

さらに、所属企業へ戻ってからの留学後の話もリアルにお話いただきました。

「留学前と留学後では、会社の状況が変わっていました。仕事の関係上、すぐに所属企業へ
 影響を与えることができないもどかしさを感じることもありましたが、
 状況が整わないからできない、というのは違うと気づきました
 自分には仲間がいる、共に協力しながら自分らしくできることにチャレンジしていこうと気持ちを切り替えました。」
 
発表後には、他の参加者とのやり取りもあり、周りを巻き込むことがいかに重要か、という話で
盛り上がりました。

 


続いての発表は、現在食品メーカーから食品ベンチャーに1年間の留学をしているBさん。
留学背景、留学中の幅広い経験についてお話いただきました。

所属企業での経験や知識が活かされたことはいろいろあります。専門性、ビジネスに関する知識や
 人脈、マネジメント経験、資格など多岐に渡っており、自信がつきました。
 ベンチャーでは、一つのハードルを越えることが目標。所属企業では大手ということもあり
 全部のハードルを越えないと進めることができない点が大きく違う。スピード感の違いなども感じました

さらにBさんの発表は続きます。

「この半年で200枚以上の名刺が集まりました。人脈の大切さを感じますし、お会いした方から刺激を
 受けることもたくさんあります。また、留学先の取締役会にも参加させていただき、非常に貴重な経験をしていると感じています。」

たくさんの刺激を受け、着実な変化を感じているBさん。残り3ヶ月となったこともあり、
今後所属企業へ戻った後の体制作りを徐々に始めているとのことでした。
 


お二人の発表後は、発表を聞いての感想、気づきなどのシェア、所属企業へ戻ってからの
現場での取り組みなど、意見交換を行っていただきました。

 


最後には、卒業生から
所属企業に戻ると、ホームとアウェーが逆転する、だから、また他社留学してると思えばいい
という卒業生ならではの話なども聞くことができました。


今回参加された皆さまは、出身業界、職種、留学経験など異なっていましたが、
発表された2名からたくさんの刺激を受け、新たな気づきがあったそうです。
また、仲間がいることでの安心感、心強さも感じたとのことでした。

オンラインでの開催ではありましたが、リアルな経験談、ディスカッション内容に
非常に有意義な時間となりました。

次回、第5回他社留学ラボは2020年11月に開催予定です。
さらに他社留学の仲間を増やして、みんなで組織を変え、社会を変えていきましょう!