第3回『他社留学ラボ』開催リポート

「留学で得た知識と体験を現業にどう活かすのか」 卒業生、現役留学生が意見交換

2019年11月13日、第3回『他社留学ラボ』を開催しました。他社留学の卒業生と現役留学生が集まり、
今回のテーマである「留学で得た知識と体験を現業にどう活かすのか」について
オープンに語り合いました。その内容の一部をご紹介します。

まずはご自身の留学内容、留学目的についてご紹介いただき、
その上で、人材開発コンサルタントの西村氏、木下氏を
ファシリテーターとして、ワークショップ形式で
ざっくばらんに留学での気づきについてシェアを行っていただきました。

エネルギー会社から6か月間、グローバル消費財メーカーに留学したAさん。

「留学してまず驚いたのは、英語が飛び交うおしゃれな職場であること。
また、自立した社員ばかりで、会議の質もめちゃくちゃ高い。
自分の所属企業とは全く異なる環境に驚きました。」

そんなAさん、この留学を通して学んだこととして以下のことがあったと言います。

「たくさんあります。まずは、コミュニケーションへのこだわりを感じた。
メーカーならでばのマーケティングの要素を自社にも取り入れたいと感じた。
また、社員だけではなく、家族を大事にする姿勢、社外との交流との必要性、
社内での働き方改革に繋がるような仕組み作りなど、たくさん取り入れられると感じた。」

留学から自社に戻って数ヶ月のAさん。
留学して学んだことをすぐに所属企業に還元することに対しては
難しさも感じていると言います。

「目先の仕事が忙しい中で、何かを変えていくのは大変だとも感じている。
でも、同じように他社留学した仲間や社内の仲間と地道に頑張りたいと思っている。
自分がイノベーターとして動き続けることで、組織の変革につなげていきたいと思う」
真剣な表情で、力強くコメントされていました。

3年前に留学をして、久々のラボ参加となったメーカー所属のBさん。
3ヶ月間、人材ベンチャーへ留学した経験について、他の留学生の話を聞くことで
いろいろなことを思い出しながら、自らの留学体験についてお話しいただきました。

「留学してみて、自社とは取り扱うデータ量の多さに驚きました。
分析力が非常に高く、とにかくスピーディで意思決定が早く、形になるのも早い。
さらにトライアンドエラーを繰り返していく彼らの姿勢にとても刺激を受けた。
自社に戻ってからは、とにかくやってみよう!という姿勢で動くようになった。
また、自分がやってみる、という姿勢も変わったと思う。」

この数年間、社内の仕組みを変えようと何度か動いてみたこともあったそうです。
ただ、すぐに社員に受け入れられない壁も感じたと言います。

「"うちはうちだから"みたいなことを言われたこともあった。
でも、自分にできることはあるし、留学先で失敗しても大丈夫なことを学んだ。
職種柄、多くの社員とコミュニケーションを取れる立場だからこそ
自分が率先してチャレンジしていくことで社内をより良い方向に
変えていきたいと思っている」とコメントされていました。

自動車部品メーカーからIT系ベンチャーへ留学中のCさん。
残り1ヶ月半で留学を終え、所属企業へ戻る予定です。
Cさんは自社の人材育成、意識改革を進めていく中で
エッセンスの他社留学と出会い、自ら先駆けとして留学することになった方です。

「留学先のベンチャーでは、社長が近くの席にいて、賑やかな雰囲気。
飲み会の連絡がSNSで行われ、社員もいろいろな副業をしている方ばかり。
所属企業とは全く異なる環境で驚くことがたくさんあった。」

そんな環境で仕事をするうちに、いろいろなことに気付いたと言います。

「会社の外に出たからこそ、自社のいろいろな問題点が見えてきた。
今回自分が他社留学をしたことで、他社留学を使って
どのように社内の問題解決に繋げていくか、
社員をどのように育成していくか、いろいろイメージすることができた。
社内にまだ仲間がいないので、所属企業に戻ったら社外の仲間やエッセンスなど
と協力しながら、志を持って動いていきたいと思っている。」
と熱く語られていました。

また、広告業界から教育系ベンチャーへ留学中のDさん。
3ヶ月の留学があと少しで終わろうとしています。

「あっという間の3ヶ月間だったが、残り数週間となった。今はこの3ヶ月で
学んだことをどう自社へ持ち帰って還元できるか?まとめに入ったところです。
留学して驚いたのは、若さとバイタリティ、スピード感。
そして、コミュニケーションにSNSを取り入れている点。
一方で、意外とアナログな点もあって、こまめな情報共有の仕方なども参考になった。
自社との違いをたくさん感じました。」

「所属企業に戻ったら、SNSを広めたり、会議や決裁方法など見直しを
行っていきたい。また、一歩引いてしまう自分の癖をやめて
一歩前に出ていく姿勢を見せていきたいと思う。
でも、一人でやっていくより、仲間がいた方が心強いと思っている。
自社で自分の理解者を増やしたり、留学経験者を増やす動きをしていきたい」
そんな思いを熱く語っていたDさんでした。

今回参加された皆さま、出身業界、留学先企業、留学期間等
すべて異なる中でも、それぞれのご状況に合わせて気づいたことを
熱く語っていただきました。
お互いの発言を聞きながら、「それわかる!」というような
留学経験者だからこそわかる話で盛り上がることができたのだと思います。

今回はまだ留学が始まったばかりの方も参加されていましたが、
先輩留学生の話を聞いて
「今回のラボでたくさんの話を聞けたので頭の整理ができた。
まだこれから先は長いので、自分がやれることがたくさんあるなと感じて
ワクワクしました!」とコメントされていました。

会の最後にはDさんから、
「これからは自社の社員だけではなく、他社の留学生の皆さまとも
繋がって協力していきたい」というお話があり、
留学生の皆さま自身から
「みんなで定期的に集まって情報交換しながら頑張っていこう!」
「この繋がりを大事にしていこう!」
というお言葉をいただき、全員の気持ちが一つになって会を終えることができました。

次回、第4回他社留学ラボは2020年3月4日(水)に開催予定です。