「転職はしたくないけど今の仕事は飽きた…」と感じる方は社外活動がおすすめ

 突然ですが、「仕事、飽きたなあ…」「つまらないなあ…」と感じていませんか?

 まずお伝えさせてください。退屈を感じるようになったのは、一連の業務を問題なくこなせるようになった成長の証です。

 とはいっても、毎日退屈を感じながら仕事を続けるのは本当に苦痛ですよね。
 そこで、本記事では「仕事に飽きた」「つまらない」と感じる人にお勧めの対処法をご紹介します。


仕事に飽きた・つまらないと感じる原因

 なぜ私たちは「仕事に飽きた」「つまらない」と感じてしまうのでしょうか。

 この状況を改善するには、「仕事に飽きた」と感じる原因を探ることが重要です。仕事に飽きたと感じる場合、主に以下の原因が考えられます。

・同じ仕事の繰り返しでつまらない
・自分の成長を感じられない
・新しいことにチャレンジできる環境がない
・仕事にやりがいを感じられない
・他の仕事の方が魅力的に見える
・仕事へのやる気が出ない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

同じ仕事の繰り返しでつまらない

 毎日同じ仕事の繰り返しでは、どんなに自分が魅力的に感じていた業務でも飽きが生じるものです。

 特に、日々の仕事がルーティン化している仕事(事務・ルート営業・受付など)の場合、予め決められた業務が1日の大半を占めます。
 
 このように、決まった業務を決まった方法で行っているばかりでは、仕事に飽きてしまうこともあるでしょう。

自分の成長を感じられない

 日々の仕事を通じて、自分の成長が実感できないと、仕事に前向きに取り組む意欲は低下してしまいます。

 「いつになっても同じ作業しか任せてもらえない」「正当な評価をしてもらえない」という場合、退屈を感じる原因になるでしょう。

 また、「この職場で学びきった」と感じる人も、成長を感じにくい状況であるといえます。

新しいことにチャレンジできる環境が無い

 向上心のある人は、これまでのスキルや経験を生かして新しいことに挑戦したいと感じるでしょう。

 しかし、大企業や保守的な企業だと、自分のアイディアを仕事に活かしたいと思っても、周囲の承認や理解を得るのが難しい場合があります。

 このように、チャレンジできる環境がない場合は、刺激や経験を得ることができないため、退屈と感じてしまうことがあります。

仕事にやりがいを感じられない

 仕事からやりがいを見出せない人も、仕事に退屈を感じることが多々あります。
 
 自分の仕事が、企業の業績に貢献したり、社会の役に立っている実感を得ることができないと、やりがいを感じることも難しくなってしまうことが大半です。

 「この仕事はなんの意味があるのだろうか」「この仕事は時間が無駄ではないか」と考えながら働くのは、多くの人にとって苦痛でしょう。

他の仕事の方が魅力的に感じる

 異業種の人の話を聞くと、自分以外の人の仕事の方が魅力的に感じることがあります。

 また、「第一志望の企業ではない」「希望していた部署ではない」という場合には、今の仕事が、自分のやりたい仕事ではないこともあります。

 このように、自分の担当以外の仕事へ興味を持つようになると、今の仕事に飽きを感じる原因に繋がります。

仕事へのやる気が出ない

 「社内の雰囲気が悪い」「常にノルマに追われている」「勤務意欲を削ぐ発言をする人がいる」という場合、仕事に対するやる気を保つことが非常に難しいです。

 やる気のない状態では、前向きに仕事に取り組むことができず、仕事がつまらなく感じてしまいます。

「仕事は飽きたけど転職はしたくない」という人に試してほしい対処法

 ここまでは、「仕事に飽きた」と感じる主な原因についてお伝えしました。
 ここからは、「仕事は飽きたけど転職はしたくない」という人に試してほしい5つの対処法をご紹介します。

休息をとる

 長時間同じ業務に取り組んでいると、心身共に疲れてしまいます。ある研究では、大人の集中力が持続する時間は平均で45分と言われています。

 このデータからもわかる通り、仕事に前向きな姿勢で取り組むためには、適切なタイミングで休息をとることが重要です。

オン・オフの切り替え

 仕事を家に持ち帰ったり、休日に仕事をしたりと、仕事に時間をかけすぎていませんか?

 だらだら仕事に取り組むのは、疲労や仕事に対するマンネリ化を引き起こす原因になります。

 仕事とプライベートを区別するには、これまで以上に仕事に集中して取り組み、「決められた時間内に業務を終わらせる」という意識が重要です。

 このように、オン・オフを意識的に切り替えることで、仕事に対するモチベーションの向上が期待できます。

短期・中期・長期の目標設定をする

 仕事に対して目標は設定していますか?目標が無いまま仕事をしていると、目的を見失いモチベーションの維持が難しくなります。

 既に目標を設定していても、短期、中期、長期と段階別の目標を設定している人は少ないかもしれません。段階的な目標設定は、達成感の獲得と、次にすべきことの把握・発見にも繋がります。

 このように、短期・中期・長期の目標設定は自分の成果や成長を感じる機会が増えるため、「仕事に飽きた」と感じにくくなるでしょう。  

部署異動をする

 「環境を変えたいけど、転職はハードルが高い」と感じる人は、別の部署への異動も有効であるといえます。

未経験からの転職ではハードルが高い職種も、社内異動であれば融通が効く可能性があり、転職せずとも新たな仕事に挑戦できる機会を獲得できます。

社外活動を始める

 日常的ではない活動を行う社外活動は、日々の生活に刺激を与え、通常の業務では得られない経験を積むことができます。

 普段とは異なる活動に参加することで、日常にメリハリがつき、通常の業務も普段とは異なる意識で取り組むことができるでしょう。

社外活動のすすめ

 ここまで、「仕事に飽きたけど転職はしたくない」という方に向けた対処法の1つとして、社外活動をご紹介しました。

 一口に「社外活動」と言っても、方法は多岐に渡ります。ここからは、代表的な4つの社外活動の種類と、社外活動から得られるメリットについてお伝えします。

4つの社外活動

 まず、代表的な社外活動の内容と、社外活動を提供している企業をご紹介します。

副業

 副業とは、プライベートの時間に、本業以外の仕事に取り組むことです。収入の増加のほか、本業とは異なる分野のスキルを養うことができます。

ボランティア

 ボランティアとは、自らの意思により公共性の高い活動へ参加することです。幅広い世代と交流することができ、知識や知見が広がります。

 株式会社activoの運営するボランティア情報サイト「activo」では、NPOや社会的企業が主催する、社会人向けボランティアを多数掲載しています。

( 参考:https://activo.jp/ )

異業種交流会

 異業種交流会とは、多種多様な業界のビジネスパーソンが集い、ワークショップや意見交換を行うことです。今後のキャリア実現において重要な人脈を築くことが期待できます。

 銀座セカンドライフ株式会社の運営する総合ポータルサイト「アントレセミナー交流会」では、異業種交流会を多数掲載しています。

( 参考:https://ginza-entre.com/ )

プロボノ(社会貢献活動)

 プロボノとは、自らの能力を活用し、無償又は定額により行う公共的活動のことです。CSR(企業の社会的責任)の達成と、企業価値を高めることにも繋がります。

 エッセンス株式会社では、「プロボノプログラムitteki」を提供しています。「プロボノプログラムitteki」は、複数の大企業社員による異業種混合チームをつくり、NPOやスタートアップ企業の課題解決に挑むプログラムです。

 スキルの棚卸やキャリア自律、事業の立ち上げ経験の獲得に繋がります。

( 参考:https://www.essence.ne.jp/service/probono

社外活動のメリット

 つづいて、社外活動から得られる4つのメリットをご紹介します。

夢の実現に近づく

 将来実現したい夢があっても、夢のために退職をするのは非常に勇気が必要です。
 しかし、通常の業務以外の時間を用いて、夢の実現に向けて経験を積むことは、自分と夢の距離を近づけることに繋がります。

 特に、起業を志しているビジネスパーソンにとっては、非日常的な体験を通じて、起業アイディアのタネを発見できるかもしれません。

 また、経営者と関わることができる社外活動への参加は、通常業務では得られない助言や学びを得ることができるでしょう。

人脈が広がる

 社外活動は、同じような志や目的を持っている人が集まりやすい傾向にあるため、将来のキャリアアップに繋がる人脈づくりに役立てることができます。
 
 また、社外の人と繋がることで視野が広がり、様々な知見や考え方を知る機会にもなるでしょう。

 このように、人脈を広げることは、異業種・他業界の新鮮な情報に触れることに繋がります。

 普段関わることができないビジネスパーソンとの交流に興味がある人にも、社外活動はおすすめです。

タイムマネジメントのスキルが身につく

 通常の業務外の時間で社外活動に参加すると、必然的に忙しくなります。

 本業と社外活動の両方の効率化を図るためには、優先順位を付け、時間を最大限有効活用するタイムマネジメントスキルが求められます。

 したがって、本業と社外活動の両立は、タイムマネジメントスキルの獲得に繋がるといえます。

キャリア自律に繋がる

 絶えず変化する時代の中で、社会人のキャリア自律が求められています。

 キャリア自律とは、従業員が主体的に自らのキャリアについて考え、キャリア形成に取り組むことを指します。

 通常業務では獲得できない経験や、人との出会いが期待できる社外活動への参加は、自身のキャリアを見つめなおす良い機会になるでしょう。

本業と社外活動の両立を成功させるためのポイント

 ここまで4つの社外活動とこれらから得られるメリットについてご紹介しました。
 
 一方で、社外活動に取り組み始めると、本業とのバランスを取ることに気を付けなければいけません。

 本業と社外活動の両立の実現にはどのようなことが求められるのでしょうか。以下、3つのポイントに絞ってご紹介します。

目的を明確にする

 社外活動に参加する際に、「社外活動への参加を通じて自分はどうなりたいのか?」「何を得たいのか?」という、参加目的を明確に定めることが重要です。

 目的が曖昧なまま参加してしまうと、何のために社外活動に参加しているかがわからなくなり、挫折の原因に繋がります。

興味のある活動に参加する

 社外活動を途中で中断しないために、自分の興味がある活動に参加することも非常に大切です。

 例えば、「優れたビジネスパーソンに会える可能性がある」魅力的なメリットを持つ、「全く興味のない分野」の社外活動が存在するとします。

 この場合、人脈の拡大以前に、「興味を持つことができない分野の活動」であることから、モチベーションの維持が難しく、継続が難しいと言えます。

スケジュールに余裕を持つ

 本業に加えて社外活動に参加することは、前述の通り、必然的に参加前よりも忙しくなります。
 しかし、本業を継続している以上、本業に支障をきたさないことが重要です。

 特に、「自分が、どの時間でどれほどの活動ができるか」が明確になるまでは、スケジュールに余裕を持たせることが大切です。
 
 また、上司や同僚から社外活動参加への理解やスケジュール面での協力が得られると、両立がしやすくなるといえます。

まとめ

 「今の仕事、飽きたな…」「つまらない」と感じる人は、なぜそう思うのかを分析し、原因にあった対処法を検討することが重要です。

 本記事では、対処法の1つとして社外活動をご紹介しました。
 
 社外活動には複数の方法があります。特に、社外活動の1つであるプロボノは、更なる成長と飛躍を志すビジネスパーソンの方々におすすめの方法です。

 ぜひ、この機会に自身の目的に合った社外活動に挑戦してみましょう。

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