「未知の分野に挑戦したことで、多くの刺激と学びを得ることができた」横河レンタ・リース株式会社田中 智さんのプロボノ活動体験談

プロボノとは、主に大企業に勤める社員が、自身の仕事上のスキルや知識を活かして行う社会貢献活動です。
近年、幅広い職種や年齢層で広がりを見せるプロボノ。弊社のプロボノプログラムでは、参加者と受入れ先とのマッチングのうえ、多種多様な業種からのメンバーで形成されたチームをつくり、約40日間のプロボノ活動に取り組みます。
 
今回は横河レンタ・リース株式会社に勤めながら、プロボノの活動に参加された田中 智さんにプロボノの体験談を語っていただきました。
女性の健康課題に取り組む

——最初に自己紹介をお願いします。

田中さん(以下、田中) 横河レンタ・リース株式会社は、測定器やパソコン、ソフトウェアなどのIT機器のレンタル事業を中心に事業を展開しています。私は長年レンタルの営業を担当しておりましたが、今は企業様から使用済みの IT 機器(主に PC)を買い取り、安全な方法でデータ消去とリファービッシュを行ったうえで、中古市場へ再流通させる業務を担当しています。

横河レンタ・リース株式会社(https://www.yrl.com

——今回はどのような組織のプロジェクトに参加したのですか?

田中 愛知県豊橋市にある、管理栄養士監修の低糖質・グルテンフリーのカフェ兼スイーツショップ「ローカーボカフェ向日葵」のプロジェクトに参加させていただきました。糖尿病や持病があり食事制限を余儀なくされた方、ダイエット中の方、小麦粉アレルギーの方など、どなたでも笑顔で食べられる幸せスイーツを提供しているお店で、栄養カウンセリング・各種セミナー・医療機関との提携もしています。

——どのようなテーマに取り組まれたのでしょうか?

田中 私たちが取り組んだのは「東三河フェムテック事業に関する商品販促プロジェクト」でした。具体的には、栄養が不足しがちな妊婦さんとその家族に対し、タンパク質が豊富なグルテンフリーのパンやお菓子を届けるための販促案を検討しました。私たちのチームは、商社、教育系企業、製薬会社などの大手企業に所属するメンバーで構成されており、男性3名、女性1名のチームでした。

——なぜこちらのプロジェクトを選ばれたのでしょうか?

田中 事前のマッチングセミナーで営業力を必要としているという話を聞き、私の営業経験が活かせるのではないかと感じました。また、私自身も健康に関心があるため、この分野について学びたいと思い、手を挙げました。

ローカーボカフェ向日葵(https://lowcarbcafehimawari.com

楽しみながら挑戦

——プロジェクトはどのような流れで進めていったのでしょうか?

田中 最初の1、2回目はオンラインでの議論ということもあり、やや静かなスタートとなりました。3回目以降は、ファシリテータ―(エッセンスの伴走担当者)のサポートもあって、徐々に議論が活発化しました。私は普段、法人向けの商材を取り扱っており、一般消費者向けの企業支援を行った経験はありませんでした。そのため、チームメンバーからマーケティング手法やコンサルティング手法についての助言をもらいながら、リーダーとして議論を推進していきました。

——活動はオンラインでの議論だけで進めたのですか?

田中 基本的には週1回、決まった時間にオンラインで議論を進めていましたが、それ以外の時間でも工夫をして取り組みました。コンビニで健康志向のパンやお菓子を購入し、成分や味を分析するメンバーもいましたし、ご家族にグルテンフリーのお菓子を作ってもらい試食を行ったメンバーもいました。各自プライベートの時間も活用して、楽しみながらプロジェクトを進めていきました。

——最終的に、どのような成果を上げられたのでしょうか?

田中 SWOT分析や4P分析、競合分析を実施し、結果を整理しました。そのうえで、プレスリリースの配信サイトの活用や、ふるさと納税を利用する案、妊婦さん向けのイベント提案など、さまざまなアイデアを提案させていただきました。私たちからの提案を受け、代表の方がふるさと納税の申請をすぐに試してくださったことで、チーム全員の士気も高まり、一丸となってプロジェクトを進めることができました。
未経験だからこそ得られた貴重な経験

——普段の仕事とは全く異なる業務を担当していただいたと思いますが、いかがでしたか?


田中 普段は法人向けの商材を扱っていますが、今回のプロジェクトで初めて一般消費者向けの商品に携わることができました。また、これまで実際にコンサルティング業務を行った経験はなく、研修などで手法を学んだことはあったものの、実務で活用するのは初めてでした。そのため、とても刺激的で、多くの学びを得ることができ、貴重な経験となりました。

——プロボノを通して、何か気づき、学びはありましたか?

田中 今回の活動では、リーダーとしてメンバーの出した案を取りまとめ、資料を作成して自ら発表しました。案出しはメンバーに任せつつ、まとめ役として資料作成や発表を行う中で、取りまとめ力を向上させることができました。メンバーからコンサルティングやマーケティング手法を学ぶことで理解を深め、仕事にも役立つ価値ある経験と知識を得ることができました。

——活動を通して、何か反省点はありますか?

田中 今振り返ってみると、もっと早い段階で対面での交流を設定できていれば、チーム内の理解や連携をさらに深められたと思います。活動終了後に懇親会を行ったところ、チームの距離がぐっと縮まることを実感しました。そのため、こうした交流の機会は、最初の段階で設けるほうがより効果的だったと考えています。

——最後に、これからプロボノに参加される皆様へメッセージをお願いします。

田中 最初はオンラインで顔合わせを行うため、スムーズに進まないこともあるかもしれません。しかし、活動に参加される方々は非常に優秀で、お話もよく聞いてくださる素敵な方が多いので、率直に意見を言い合える関係が築けると思います。ぜひ楽しみながら取り組んでいただければと思います!

【受け入れ企業からの活動後コメント ~ローカーボカフェ向日葵様より~】
リーダーを快く引き受け、積極的に取り組んでくださいました。ミーティング前やLINEでの雑談などを通して自らコミュニケーションを図り、チームの雰囲気づくりにも大きく貢献されました。また、若い感性を活かし、Instagramを活用した宣伝やインフルエンサーとのコラボ商品の提案など、新しい視点でのアイデアを積極的に発信されました。にこやかで人当たりも良く、周囲を和ませながらチームをまとめる存在だったと思います。
改めまして、今回ご参加いただき誠にありがとうございました。今後のさらなるご活躍をお祈り申し上げます。