プロボノは「学びしかない」豊田通商労働組合の谷田さんが活動で得た財産とは?

 「プロボノ」とは、企業に勤める社員が、就業時間外に自らの仕事のスキルや経験を活かして行う社会貢献活動です。近年では、企業が社員の活動を後押しする動きも見られるなど、さらなる広がりを見せています。

 今回は弊社のプロボノプログラムに参加された豊田通商労働組合の谷田さんに、活動内容や活動を通して得たものなどについて語っていただきました。

プロボノ活動に参加した2つの理由

 2022年2〜3月期のプロボノ活動に参加させていただきました、豊田通商労働組合の谷田智子と申します。

 私がプロボノ活動に参加した理由は2つあります。

 1つ目は「新規事業の開発に携わりたかった」ということ。
 2つ目は「他社の方との人脈を広げたかった」ということです。

ミッションは「子育てコンシェルジュ事業を提案せよ!」

 私が関わらせていただいたのは、一般社団法人信州子育てみらいネットです。チームメンバーは放送局、電力会社、保険会社(三井住友海上火災保険株式会社)、そして弊社豊田通商労働組合からの6名でした。
 信州子育てみらいネットは、長野県で「みらいく」という名の保育園を複数展開されています。

 プロボノ活動では知らない方同士でのチームで取組みます。
 チーム内の自己紹介はテンプレートを使って行いました。経歴から活動への参加動機、動物占いやちょっとした価値観まで書けるようになっており、おおよその人となりが分かるようになっています。
 とても使いやすい自己紹介シートのため、私は色々な場でこのシートを使わせて頂きながら自己紹介をしています。

 私たちのミッションは「子育てコンシェルジュ事業を提案せよ!」でした。
 ゼロからの立ち上げではありましたが、私自身のこれまでの子育て経験や、社内で行っているママパパ社員の会の幹事などの経験を活かすことができたらと思い選びました。

 プロボノ活動期間は2ヶ月間でしたので、私たちのチームはほぼ毎週土日、約1.5時間ずつ活動し、毎回宿題を持ち帰って次までに考えてくるというスタイルをとっていました。

 最終的に私達が提案したのは、「『脱”孤”育て!』社会。オンライン保育園みらいく!」というテーマで、「プロの先生方による子ども・親向けオンラインレッスンの提供」というものです。

 現在、長野県の大学生とも連携され、開園に向けて着々と準備が進んでいると聞いています。うまく進めば、いずれは国内だけでなく、海外在住の方にもご利用いただけるサービスになるのでは、と個人的には感じています。

 多くの方の困りごと解決の一助になれば、と心から応援しています。

他社の方とワークできた経験や繋がりが財産に

 プロボノ活動を通じて得たもの、気づきについてですが、私自身がすごく良かったと感じたのは、やはり他社の方と一緒にワークできたことです。そういった機会は普段あまり無いため、とても貴重な経験となりました。

 皆さんとは活動後の今でもやりとりがあり、プロボノ活動から頂いたネットワークは私自身の財産になったと感じています。また、オンライン保育園の開園に向けたトライアル座談会にも参加させて頂く予定となっており、貴重なご縁と繋がりに改めて感謝の思いです。

 これからプロボノ活動に取り組まれる方は、「何をやるんだろう」、「本当に役に立てるのかな」という不安な気持ちでいっぱいかと思います。しかし、非常に効率的なプログラム設計となっており、エッセンスの皆さんの素晴らしいリードもあります。

 今回プロボノ活動を体験して、学びしかないプログラムだと感じましたので、ぜひ一生に何度もない機会を目一杯楽しまれて頂ければと思います。