「全くの異業界・異職種で、初めてリーダーにチャレンジ」ライオン株式会社 齋藤 万安沙さんのプロボノ活動体験談

プロボノとは、主に大企業に勤める社員が、自身の仕事上のスキルや知識を活かして行う社会貢献活動です。

近年、幅広い職種や年齢層で広がりを見せるプロボノ。弊社のプロボノプログラムでは、参加者と受入れ先とのマッチングのうえ、多種多様な業種からのメンバーで形成されたチームをつくり、約40日間のプロボノ活動に取り組みます。
 
今回はライオン株式会社に勤めながら、プロボノの活動に参加された齋藤さんにプロボノの体験談を語っていただきました。
未経験のカレーの商品開発にチャレンジ!

——最初に自己紹介をお願いします。

齋藤さん(以下、齋藤) ライオン株式会社に在籍しており、入社3年目になります。入社当初からオーラルケア研究所の研究職として勤務しております。

——今回、なぜプロボノに参加したのですか?

齋藤 会社でプロボノプログラムの公募があったので、自ら手を挙げました。私の参加理由は珍しいかもしれないですが、受け入れ先の候補に挙がっていた企業の中で、非常に面白いと感じた企業があり、是非そのプロジェクトに参加したいと思ったことがきっかけです。プロボノ自体に興味があったというよりは、その企業に魅力を感じて応募させていただき、結果的に希望のプロジェクトに参加することができました。

ライオン株式会社HP:https://www.lion.co.jp/ja/


——どのような企業のプロジェクトに参加したのですか?

齋藤 今回私が参加したのは、MOTTAINAI BATON(モッタイナイ バトン)株式会社のプロジェクトです。同社は2021年に設立された企業で、工場で出る廃棄食材や農家の規格外の野菜など、捨てられてしまう食材を使ってレトルトカレーを作り、販売しています。今回私たちが取り組んだテーマは「もったいない食材を活用した商品開発」でした。どこで出る、どんなもったいない食材を使って、どのような人たちに売っていくか、ということを検討して商品開発を進めました。

——実際どのようにプロジェクトを進めたのですか?

齋藤 今回5名の異業種・異職種のメンバーと共にプロジェクトを進めたのですが、最初にゴールについて話し合いを行い、最終的に「もったいない食材を活用したカレーの商品内容と販路を提案すること」を目標にすることが決まりました。様々なアイディアを出す中で、「お酒」を製造する際に出る「廃棄されてしまう副産物」をターゲットにすることが決定し、自分達で酒造メーカーにコンタクトを行い、3社とのコンタクトに成功しました。プロボノ期間中に実際にレシピを作って、カレーを完成させるところまでは至らなかったのですが、販売に向けて終了後も継続活動中です。

MOTTAINAI BATON株式会社:https://medorumafoods.com/


新鮮で楽しく、新たなチャレンジもできた40日間

——プロボノに参加してみての感想を教えていただけますか?

齋藤 受け入れ企業にサポートを頂きながら、実際にメンバーと事業内容について議論できたことは新鮮な体験でしたし、普段交わらない企業の方と、同じ方向を目指した活動は大変楽しく、良い経験になりました。また、今回の活動を通して、もったいない食材の中でも、飼料・肥料・エネルギー・食用などに90%以上アップサイクルされている企業もあることを知ることができました。フードロス解決には、地産地消や学校の食育など、地域とのつながりが大切であることもわかり、学ぶことも多かったです。

——今回リーダーを務めたと聞きましたが、いかがでしたか?

齋藤 興味深いと感じたことが2点あって、1点目は、普段勤務している会社では経験したことがないリーダーというポジションチャレンジできたことです。自分で手を挙げてリーダーになったわけではなく、推薦で決まったのですが、今回のプロボノだとこれまでの経験は関係なく、誰でもチャレンジできる環境であっので、その点が面白いと感じました。

——初めてのリーダー経験ということで、大変なこともありましたか?

齋藤 元々リーダーをやるタイプではなかったので、最初はどうやって進めていけばいいのかわからず、苦労しました。でも、進めていく中で周りの人がアドバイスしてくださったり、助けてくださったりして、決して一人で全てをやるわけではなかったので、大変だけど楽しかったです。

——興味深いと感じたことがもう一点あったとのことですが。

齋藤
 2点目は、社外の方の考え方や仕事に対する取り組み方を知ることができたことです。プロジェクトメンバーは私のような研究職だけではなく、他業界の営業の方など、色々な業種、職種のメンバーがいる点が、普段の仕事とは異なっていました。会社も違って、業種も違うと、重要視するポイントや考え方のプロセスも全く異なっており、それを体感できたのが非常に面白かったです。

終了後の変化とこれから参加される皆様へ

——プロボノ終了後、何か変化を感じることはありましたか?

齋藤
 まだ具体的な事例はないのですが、意識の変化はありました。今回のプロボノを通して、何事も自分のフィルターをかけずに、まずやってみることが非常に大切だと実感しました。推薦という形ではありますが、人生で初めてリーダーに挑戦させていただき、やる前は絶対できないという認識でしたが、いざやってみると、「この部分はできなかったけど、この部分はできたよね」ということが明らかになっていきました。実際にやってみて初めて分かることが沢山あるのだなと実感したので、社内でもその意識で仕事に取り組むようになりました。

——最後に、これからプロボノに参加される皆様へメッセージをお願いします。

齋藤
 プロボノ終了後の最終報告会で、自分以外のチームの発表を聞く機会があったのですが、どのプロジェクトに参加したとしても得られるものは多いと感じました。私は最初から一社興味のある企業があって参加しましたが、他の会社であっても色々な経験ができて、沢山のことを学べたと思います。もし、「この企業以外だったら参加するのを迷ってしまうな」と思っている方がいましたら、全く心配しなくて大丈夫です。どのプロジェクトでも、きっと楽しくて実り多い経験ができると思いますので、ぜひ前向きにチャレンジしてみてください!