近年、幅広い職種や年齢層で広がりを見せるプロボノ。弊社のプロボノプログラムでは、参加者と受け入れ企業でマッチングをおこない、約40日間のプロボノ活動に取り組みます。
今回は花王グループカスタマーマーケティング株式会社に勤めながら、プロボノの活動に参加された金木美枝子さんにプロボノの体験談を語っていただきました。
色々な価値観や考えを聞いて、吸収したい
花王グループカスタマーマーケティング株式会社の金木美枝子と申します。普段は、ドラッグストアチェーンの化粧品教育を担当しています。今回、プロボノの活動は、社内の越境セミナープログラムの中から見つけました。
私が、プロボノに参加した理由は3つです。
1つ目は、「生きている限り楽しく仕事を続けたい」
2つ目は、自分の会社だけでなく、色々な価値観や考えを聞いて、吸収したい
3つ目は、何といってもプロボノの話を聞いた時に、とにかくワクワクした
以上の事からすぐに応募を決めました。
ミッションは「新しい観光サービスの立案と実証実験」
受け入れをしていただいたのはC-table株式会社です。同社は山梨県都留市に本社があり、「デジタルで都留から新しい産業を創る」をビジョンに掲げられています。
今回、私たちに与えられたミッションは「都留市を舞台にした新しい観光サービスの立案と実証実験」でした。
プロボノに参加する前は、私が暮らしている北海道と都留市の距離が遠いことや、初めて聞く地名でしたので少し不安でした。しかし代表の田邊さんの人柄や、何よりも「とても楽しそう!」と感じたので応募しました。
上手くいかない時期も、個性的なメンバー同士のチームワークを大切に
約40日間のプロボノ活動に参加しましたが、あっという間に時間が過ぎていきました。
活動期間中は、上手くいかないことが続き、モヤっとした時もあります。意見は出るものの、なかなかまとめられないこともありました。
しかし最後には、どんな意見でも出しやすい空気感と、異なる個性を持つメンバーとのチームワークで企画を決定することができました。
観光産業が活性化するような、新しい観光サービスを企画
今回の活動では、「まずは都留市に来てもらおう」という目標を設定し、チームメンバー全員で企画を検討しました。
決定した企画は「渋滞したら都留市に行こう」というキャンペーンです。都留市は「中央道上りの渋滞になりやすい地域」と言われています。今回は、そこを逆手にとったキャンペーンを企画しました。
今回の活動では、「まずは都留市に来てもらおう」という目標を設定し、チームメンバー全員で企画を検討しました。都留市は「中央道上りの渋滞になりやすい地域」と言われています。そこを逆手にとった「渋滞したら都留市に行こう」というキャンペーンを企画したところ、「発想が良い」と、採用していただくことができました。
先日、実際に都留市を訪れて、キャンペーンに参加してきました。まず、渋滞回避のパンフレットを入手します。パンフレットについているチケットを利用して、都留市の温泉に入ることもできました。都留市の魅力をたくさん知れたことも、プロボノに参加して良かったところです。
これから「プロボノに参加しよう」と考えている皆さんへ
プロボノの活動を終えて、「プロボノに参加して良かった!」と強く感じています。
先日、社内のプロボノ参加者とプロボノ雑談会を実施しました。その中で、プロボノに参加する前は「知らない人と上手く活動できるのか」、「本業と両立はできるのか」、「40日間で何ができるのか」など、多くの不安を感じていたことが分かりました。
しかし、活動終了後には、多くの参加者が「今後のキャリアに活かせそう」、「自身の会社と違って決定までのスピードが速かった」など、ポジティブな感想を持っています。
たくさんの不安はあると思いますが、このセミナーに参加している時点で一歩踏み出していると思います。ぜひ、皆さんにも40日間のプロボノ活動を楽しんでいただきたいです。