「キャリアイメージに影響を与えた」SOMPOひまわり生命保険株式会社の澤村梢さんにとってのプロボノ活動とは?

 プロボノとは、主に大企業に勤める社員が、自身の仕事上のスキルや知識を活かして行う社会貢献活動です。ソーシャルベンチャーやNPOのプロジェクトに参加し、無償で社会貢献を行います。

 近年、幅広い職種や年齢層で広がりを見せるプロボノ。弊社のプロボノプログラムでは、参加者と受け入れ企業でマッチングをおこない、約40日間のプロボノ活動に取り組みます。
 
 今回はSOMPOひまわり生命保険株式会社に勤めながら、プロボノの活動に参加された澤村梢さんにプロボノの体験談を語っていただきました。

今の仕事を続けながら異業種交流ができる場を求めていた

 SOMPOひまわり生命保険株式会社の澤村梢と申します。普段は提携させていただいている代理店に対しての営業活動や新規マーケットの開拓、人材育成に取り組んでいます。

 趣味は、マラソンなどの運動をしたり、お酒が好きなので美味しいものを食べたり旅行に行ったりすることです。お酒は全般的に何でも好きです。

 プロボノに参加した理由は、転職する勇気や行動力がない中で今の仕事を続けながら異業種の方との交流ができることと新しい経験が積めると思ったからです。

全く知識のない分野で自分が貢献できるのか不安だった

 今までの自分の経験を活かす参加の仕方と、自身の学びとして成長に繋げるための参加など様々な参加者の方がいらっしゃったかと思います。

 私は全く違う異業種が一体どのような世界なのかを学びたいと思って応募したので、全く知識のない分野で果たして自分が貢献できるのかという不安がありました。

 受け入れ先の企業では次の新しいプロジェクトで新規開拓をするマーケットを絞ることがテーマでした。最後まではゴールしきれなかったのですが、その土台作りまでは一緒に取り組むことができたので結果的には受け入れ企業様に貢献できたと感じています。

助け合いができるようムード作りだけは大切に

 どちらかというと自分はリードしてもらった側だと思うのですが、ムードメーカー的役割と自分の会社で精通している情報や情報の調べ方などは提供できたと思っています。

 最初は受け入れ企業の方を含めてトータル5名でスタートできたのですが、通常業務が多忙になられる方もいらっしゃり、最終的には参加者としては2名になり少数になってしまいました。

 そのため一人が担う業務量も多くなりました。ですが、最後までチームとして企業に貢献するために助け合いができるよう、ムードだけは作れるように意識して取り組みました。

チームでベクトルをそろえる重要性を再認識した

 ゴールに向かって何かに取り組む際に個人で行うのではなく、チーム全体で目線合わせをして一緒にトライアンドエラーを繰り返しながら進んでいくベクトルをそろえる重要性を今回の活動を通して再認識しました。

 参加する前は自分が貢献できるのかという不安があったのですが、実際参加してみると受け入れ企業様も含めて参加者全員で進めていくという、個人プレーというより全体の一体感があったので参加してすごくよかったと思っています。

 自身の会社ではチームを取りまとめるポジションに就いていますが、プロボノに参加してからは個人に対してというよりはチーム全体に対して何を目標にどうがんばりたいか等の話をする機会が増えました。プロボノで学んだことを業務で活かすことができており、少しずつ効果を実感しています。

プロボノ活動がキャリアイメージに影響を与えた

 プロボノ活動に参加したことによって自身のキャリアイメージに変化がありました。

 具体的なイメージはまだないのですが、今回経験させていただいたことを活かしつつ自社の中で経験を積み上げていきたいと思っています。

 社内でもグループ他社や提携先企業などの異業種との接点はあるので、ゆくゆくはグループ会社で出向などを経験して異業種の方と交流が持てたらいいなと思っています。積極的にそういうことには挑戦していきたいと考えています。

プロボノ活動への参加を検討されている皆さんへ

 はじめて参加する時はハードルが高く感じてしまい、緊張したり不安になったりすると思います。ですが、まずは参加してみること自体が一つのアクションです。

 異業種の方と色々な交流を持っていただけると必ずいい経験になって自身の経験値が蓄積されると思うので、ぜひご参加いただけたらと思います。