プロボノとは、主に大企業に勤める社員が、自身の仕事上のスキルや知識を活かして行う社会貢献活動です。ソーシャルベンチャーやNPOのプロジェクトに参加し、無償で社会貢献を行います。
近年、幅広い職種や年齢層で広がりを見せるプロボノ。弊社のプロボノプログラムでは、参加者と受け入れ企業でマッチングをおこない、約40日間のプロボノ活動に取り組みます。
今回はSOMPOひまわり生命保険株式会社に勤めながら、プロボノの活動に参加された赤津ゆいさんにプロボノの体験談を語っていただきました。
他の仕事を体験してみたかった
SOMPOひまわり生命保険株式会社の赤津ゆいと申します。経験社数は現在所属している会社1社です。入社して今年で8年目、4月から9年目になります。保険の代理店営業をしておりまして、ポジションとしましては主任です。
趣味はSOMPOホールディングス会社合同のオーケストラでオーボエを演奏したり、個人で韓国語のレッスンを受けたりしています。
プロボノに参加したきっかけは、日常の業務とはまた別の仕事を体験してみたかったことが一番の理由です。もちろん保険業界に興味があって入社はしたのですが、違う業種の仕事はどういうことをしているのかという興味がありました。
いい意味でのギャップはありました
もっと堅苦しい話し合い等が行われるのかと思っていたのですが、全くそのようなことはありませんでした。ラフにみんなが意見出しをできるような場で話し合いができたので、そのようないい意味でのギャップはありました。
今回のプロジェクトとしてはHPの制作の一旦を担いましたが、受け入れ企業の方にとっては頭の中にあるアイディアを整理する時間になったのではないかと思います。また、企業の魅力をもう一回振り返る機会になったかと思います。
以前に携わっていた業務としてチラシやパンフレット等の内容作成のほかに、少しですがHP制作に関わっていたという経験もありました。なので、自身の経験やスキルを活かすアイディア等は出せたのではないかと思っています。
また、まとめ役としても多少は役割を発揮できたと感じています。
自分もこういう仕事ができるのだと自信に繋がりました
プロボノ活動に参加して自身にあった変化は、一番はクリエイティブな仕事はやはり楽しいと感じたことです。普段は営業をしているのですが、短いスパンでアイディアを出し合って組み上げていくような仕事が新鮮ですごく楽しくて自分もこういう仕事ができるのだと自信に繋がりました。
普段、そこまで短いスパンで何かを作り上げるということはあまりないのですが、新設活動を行ったり新しいマーケットを開拓することも一つの仕事としてあります。そういった際に幅広く別業界を見るようになりました。保険と関連性がなくとも、何かしら一緒に取り組むことができないか考えるようになりました。
今回のプロボノの体験から、自分の趣味の範囲で何かもっと新しくチャレンジできることがないか探すようにもなりました。
友人にもおすすめできるプログラム
友人や知人にもすごくおすすめできるプログラムだと思っています。私もそうですが、一つの業界が長い人だと、その仕事しかできないのではないかという固定観念を強く持っていると思います。実際はそんなことはないことに気づけたり新しく自分に合う業界がこのプログラムを通して見つけられるかもしれないのでとてもおすすめです。
私がプロボノ活動に参加したことを話した友人からは、転職や副業などを考えている人だとすごく興味を持つ人が多いです。どういったことをしているのか、どうやったら参加できるのか、等の反応がありました。プロボノ活動を実体験として広められることも参加してよかったと思います。
参加への不安や悩みも参加者同士で話し合える
参加前は通常の業務と並行して続けられるのか不安でした。また、大勢の前で話すことが苦手な性格なのでそのような機会があったらどうしようかと思っていました。
ですが、参加を迷う段階まで来ているのであれば、私のようにぜひ思い切って参加していただければと思います。こういう悩みがあるんですと不安を相談すれば、同じ参加者の方が一緒になって考えてくれたり、意見を言ってくれたりしてくださると思います。なので、思い切って参加してみていいのではないでしょうか。