【自社だけでは得られない学びや気づきが必ずある】ひまわり生命の山根さんにとってのプロボノ活動の価値とは?

 プロボノとは、主に大企業に勤める社員が、自身の仕事上のスキルや知識を活かして行う社会貢献活動です。ソーシャルベンチャーやNPOのプロジェクトに参加し、無償で社会貢献を行います。

 近年、幅広い職種や年齢層で広がりを見せるプロボノ。弊社のプロボノプログラムでは、参加者と受け入れ企業でマッチングをおこない、約40日間のプロボノ活動に取り組みます。
 
 今回はSOMPOひまわり生命保険株式会社に勤めながら、プロボノの活動に参加された山根颯泰さんにプロボノの体験談を語っていただきました。

参加するにあたって心配なこともあった

 SOMPOひまわり生命保険株式会社の山根颯泰と申します。経験社数は弊社1社のみで、入社して5年目となります。ポジションは支社長代理で、代理店の営業と新規提携先の開拓の二つがメインの業務です。

 趣味は釣りで、最近はイカ釣りに熱中しております。今の季節はとても寒いですが、釣ったものを食べるのが一番美味しいですし楽しいです。

 プロボノ活動に参加するにあたって、通常業務が終わったあとに活動に参加するため今まで通りの配分ですと活動の時間に間に合いませんでした。そのため、より一層通常業務の生産性を向上しなければならない点については少し心配でした。

想像していたよりも自由度が高いプロボノ活動

 私は参加当初、決められたプロジェクトの中で実施するのがプロボノだと思っていました。ミーティングも決められた議題に沿って、1回目はこの議題…2回目はこの議題…と決められたもので進んでいくと思っていたのですが、全くそのようなことはありませんでした。

 最終的なプロジェクトのゴールであったり、毎回の打ち合わせの内容、その他時間や頻度なども全て受け入れ企業様と参加者で自由に決められて、本当に自由度が高かったです。

 それこそイメージで言うと、受け入れ企業と二人三脚で一つのものを作り上げていくという印象が強かったです。

短期間でも受け入れ企業に貢献できたことはあった

 期間が短くてあっという間に終わってしまったのですが、参加しているメンバーは業界も違いますし企業も違いますのでそれぞれの専門知識がありました。その専門知識と受け入れ企業の技術をかけあわせた新しい活用方法のアイデアを出したという点で貢献できたと思っております。

 私個人としましては、所属している会社が生命保険会社なので生命保険であったり、あとは介護分野での受け入れ企業様の技術を活かす発案をいたしました。また、ブレーンストーミングで意見を出すときに活発に意見を出すことを意識して行ったので、そこに関しては貢献できたのではないかと思います。

 進めていくプロジェクトの専門的な知識、私が参加した企業だとARとかVRとか図面などの知識を私自身も所属企業の業界的にも持ち合わせていませんでした。なので、一消費者として意見を遠慮せずに述べて、このプログラムのゴールに向かってブラッシュアップするというのが自分の役割だったと思います。

プロボノ活動後、自身の働き方に出てきた変化

 働き方の変化は二つあります。
 一つ目は、能力開発において自分の資格や持っているスキル社外でも高めていかないといけないなというところで変化がありました。

 二つ目は、社内の会議において年次や役職は気になってしまいがちですが、会議をより良いものにするという観点で変化がありました。プロボノ活動時に、質よりも量・スピード感を持ってどんどん意見だしすることが大事だという気づきがあったからです。

 また、オフィスソフトに関するスキルが自分には全然なく、もっと勉強しなければならないという気付きを得ました。参考書を購入して早速学びはじめております。

これからの参加者への応援メッセージ

 プロボノプログラムは、普段の業務ではお会いできないような方々と同じ目標に向かって取り組みます。この経験は他ではなかなか得られません。

 そして、上下関係がないからこそ自身の役割や使命などを自分でチームの中で見出していかなくてはならず、主体性や積極性が非常に求められると思います。

 普段の業務では得られないような学びや気づきが必ずあるので、ぜひ参加を検討していただけたらと思います。