事例紹介

ピジョン株式会社×MIKATA株式会社様の導入事例

「修羅場体験を通じてリーダーシップと主体性が身に付いた」(職種:IT推進、留学頻度:週1日、留学時:新卒入社9年目)
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目的
外の世界を観ることで新しい視座、価値観を培う環境を創りたい
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背景
新しいことにチャレンジでき、スピード感のある人材を育成する必要があった
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効果
修羅場体験を通じてリーダーシップと主体性が身に付いた/軸を持つことの重要性に気づいた
他社留学を終えて元の職場に戻った「卒業生」にインタビュー。留学中、留学後の想い、そして留学後に何が変わったかについて、体験談を語っていただきます。
今回お話を伺ったのは、ピジョン株式会社。他社留学を経験したのは、IT推進部の島崎さんです。留学先は、EC・通販業界特化のメディアポータルサイト「ECのミカタ」を運営するベンチャー企業、MIKATA株式会社です。留学中は、ECのミカタのコンテンツを検討、進行するプロジェクトに携わりました。
所属 ピジョン株式会社
留学先 MIKATA株式会社
他社留学期間 週1日/3ヶ月間(2021年10月~2022年1月)
留学した人 IT推進部 IT販売グループ 島崎 慶さん(留学時:新卒入社9年目)
送り出した人 IT推進部 チーフマネージャー 新井 貴治さん
――まず初めに、他社留学に参加した背景をお聞かせください。
島崎さん(以下、島崎) 今回の留学は社内で公募があり、自ら手を挙げて決定しました。昨年留学された方の留学報告会で「忙しいながらも色々な学びがあった」ということを聞いていたこともあり、以前から興味を持っていました。応募した理由は3つありました。1つ目は、他の会社を知るためです。私は今年で新卒入社9年目になるのですが、転職経験もないので他の会社を知って視野を広げたいという想いがありました。2つ目は、自分の強み・弱みを棚卸しすることで、新しい発見をしたいと思ったことです。3つ目は、自己成長のためです。私が所属している部署が色々な事業に関わっており、9年目ということでよりリーダーシップが求められる年代ということもあり、留学を通して成長することで貢献したいと思ったからです。
留学中は、現在私が携わっている公式オンラインショップの運営におけるサービス向上にすぐに還元できるものを学ぶこと、またデジタル業界に関する知見を広げ、リーダーとして部署を引っ張っていける存在になることを目標にしました。
――留学中は実際にどんなことをされていたのですか?
島崎 新規プロジェクトのリーダーを任せて頂き、プロジェクトの考案から実現まで任せて頂きました。社員の方と打合せを重ね、他社メーカー様との座談会を企画実現しました。また、今回のプロジェクトをきっかけに、留学後にもMIKATA株式会社様の資産として残っていくような長期プロジェクトの検討、走り出しにも携わらせて頂きました。

ECのミカタ
ネットショップ運営する人・企業のための完全無料で使えるビジネスポータルサイト URL:https://ecnomikata.com/

――他社留学を終えて今はどんな感想をお持ちですか?
島崎 チャレンジして良かった、というのが率直な感想です。MIKATAさんがアットホームな会社だったので、色々助けていただきながら無事留学を終えることができ、今はホッとしています。最終日に一人一人ご挨拶させていただいたのですが、「3ヶ月しかいなかったんですね、もっと長くいたと思いました」という言葉をいただき、嬉しかったです。お互いにとって濃い充実した時間を過ごせたと思います。
――他社留学に参加して良かったと感じた一番の理由は何でしょうか?
島崎 ピジョン以外の組織を知ることで、今までの仕事のやり方を考え直す機会になったからだと思います。留学先では、自ら動き出さないと何も始まらない状況でした。改めて考えてみると、留学前は主体的に動くというよりは言われてやることの方が多かったような気がします。留学中に自分から動くことを体感できたことが何より良かったと思います。
(写真:島崎様)
――留学先では自ら動くように変わったのですね。
島崎 そうですね、留学先ではプロジェクトリーダーを任せてもらえたので、他責にできない環境でした。誰かに仕事を依頼するにしても、自分の責任として捉えていました。今までであれば、自分の仕事だけが良ければそれでいいと思っていたのですが、今回は違いました。これまでピジョンでもプロジェクトリーダーを任されたことは何回かあったのですが、新卒で入社した会社で周りも知っている環境だということもあり、その環境に甘えていた部分があったのかもしれません。
――修羅場体験だなと感じたことはありましたか?
島崎 初めから自分で考える、主体的に動く挑戦の連続だったように感じます。一つのプロジェクトのリーダーを任されることが決まって、すべて任せて頂いたので、主体的に様々な事を決めて動かしていく必要があったので、最初から新鮮でした。こういった経験があって、主体性が鍛えたられたんだと思います。
――最終的に何か成果を残すことはできたのですか?
島崎 まずは任せてもらったプロジェクトをきちんと完遂することができたというのが一つの成果だと思います。それから、今回プロジェクトが始まるときにプロジェクトをやって終わりとするのではなく、プロジェクトが終わっても続いていくような長期的にMIKATAさんの資産になるものを残すことを目標にしていていました。今回のプロジェクトが継続プロジェクトとなり、そのスタートを切れたことはMIKATAさんにとっても価値になることを提供できたと思います。このような形で終えることができたのは、自分が主体的に動いたからというのはありますが、留学先MIKATAの皆さんのご協力があったおかげです。常に関係者と密にコミュニケーションを取ることを意識していたのも良かったのではないでしょうか。
(島崎様:写真中央)
――では、逆にこの部分はもっとできたかもしれないと感じたことはありましたか?
島崎 そうですね、MIKATAさんの仕事の進め方は特定のプロジェクトメンバーで物事を進めるというより「みんなでやっていこう」というプロジェクトの進め方をします。今思うと、もう少し多くの方を巻き込みながら進めることもできたのではないかと思います。また、留学後半になるにつれて、議論すればもっとこんなこともできたかもしれない、と思うこともありました。柔軟性は自分の成長課題だなと感じました。
――今回の他社留学を通して、ご自身の成長を感じられたのはどんなところですか?
島崎 まずはリーダーシップですね。今回留学先でプロジェクトリーダーをやらせていただきましたが、どうリーダーシップを取っていけばいいかわかっていなかったので、試行錯誤しながら進めていきました。プロジェクトはなんとか皆さんの助けもあって進めていくことができたのですが、改めてピジョンでリーダーシップを発揮できていたか考えてみると、自分から発揮しようとしていなかったことに気づきました。甘さがあったこと、受け身になってしまっていたことを痛感しました。また、それと同時に今回の経験を通してリーダーシップを取っていくことの自信に繋がりました。
それから、先ほど申し上げた通り、今回のプロジェクトは長期的にMIKATAの資産となるようなものを目指して取り組んでいたので、どういう形だったら残っていけるか長期的な目線で考える視点が鍛えられたと思っています。自分がいなくなった後に何が必要なのかを議論させていただき、抽象度が高い目標を立ててそこから具体的なアクションプランに落とし込んでいくことを学ぶことが出来ました。
また、私はピジョンで公式オンラインショップを運営しているのですが、他社でオンラインショップを運営している方と話してみたかったので、留学中に座談会を企画することで話す機会を作り、他の業界の知見を増やすことができました。
――他社留学を通して、どんな気づきがありましたか?
島崎 今回の留学を通して、仕事をする上で大事なことに色々気づかされました。まずは、リーダーとして全部自分でやらないことも大事なことだと気づきました。プロジェクトを進めていく中で周りに仕事をお願いすることも大事なことで、お願いする場合も遠慮しなくていいんだと思えるようになりました。今までは全て自分でやろうとして時間がなくなり、中途半端で終わってしまうこともありました。より良い成果を上げるためには、自分でやるべき仕事と周りにお願いする仕事を見極めて、周りと役割分担しながら協力して進めることが大事だとわかりました。また、周りにお願いするときは、相手を信じて任せること、も大事なんだと思いました。
また、今回の留学中に自分のコミュニケーションの取り方は今のままでいいと確認することができました。ただ、言うべきことは言うことの必要性も感じました。元々、相手がどう思うかを考え過ぎてしまって、言いづらいことを上手く伝えられないところがありました。そういった場面でも、共通の目標があれば相手も納得感が生まれるので、相手の感情より言うべきこと言うことが大事だと気づきました。
それから、軸を持つことも大事だと思いました。これまで自分の中に軸がなかったので、選択する時には何を優先すべきなのかわからず、人に対してもとりあえず優しくするという姿勢でいました。しかし、自分が譲れないもの、大事にしたいものの判断軸を持っておくことでより円滑に仕事を進めることができるようになると思いました。
(島崎様:写真左から2番目)
――色々と大事なことに気づかされた3ヶ月だったのですね。「軸」に関しては、留学先でのどんなところから学ぶことが出来たのですか?
島崎 MIKATAさんでは、ビジョン・ミッション・バリューを大事にしており、毎日共有する場を設けていました。「働くを楽しくを追求しながら仲間と共創することで5方よしの世界を広げ続ける」というビジョンが軸としてあり、何をするにしてもそれが起点にあって、あらゆる場面に落とし込まれていました。社員全員がこのビジョンを自分事化しており、組織をみんなで作り上げていると感じました。
MIKATAさんでは全てがプロジェクト制で、自ら手を挙げることで仕事が決まります。手を挙げなければ仕事が来ない組織体制を取っていて、全社員が会社全体の仕事に対して自分事化しているようでした。1年目、2年目でも積極的に手を挙げている社員もおり、刺激を受けました。主体性が磨かれるすごい環境だと思いました。
――今回の留学で得たものを、今後どうやってピジョンで活かしていきますか?
島崎 「軸」に関して言えば、ピジョンでも活かせることだと思いました。仕事を始めるときには、まず何のためにやるのかを明確にして、その明確にしたものを軸にするところから始めます。その軸があれば、ぶれた方向にはいかないですよね。留学先では、プロジェクトの途中でも何をするか議論していたのですが、そのようなときも「そもそもなぜやるのか?」に立ち返っていました。当社でも一緒に仕事を進めるメンバーが目的を見失ったときは、私から「なぜやるのか」問いかけて、メンバー全員で目的を再共有して進めていきたいと思います。
また、今回の留学では思っていた以上に、ITスキルよりもビジネスの姿勢を学ぶことができました。私の所属部署は新しい事業を推進していく部署です。どんな仕事も自分事化して覚悟と危機感を持って仕事に取り組むことを意識していこうと思っています。そういったことが結果として、主体性とリーダーシップに自然と繋がっていくはずです。当社の公式オンラインショップは開始してまだ3年目です。まだまだやれることはたくさんあります。今回の留学で学んだことを活かせる機会はたくさんあるので、他責にすることなく主体性を持って積極的に取り組んでいきたいです。引き続き、MIKATAさんで学んだことをどう当社に合った方法につなげるかを模索していきたいです。
――留学中、伴走者がサポートしていましたが、いかがでしたか?
島崎 留学中は週次でレポートを報告し、それに対してフィードバックをいただいたのですが、自分で気づいたことに対してさらに深く考えさせられるような投げかけをしていただきました。そのおかげで自然と学びを深めていくことが出来たので、非常に感謝しております。また、自分がもっと踏み込まないといけないタイミングでお声がけいただき、色々サポートしていただきました。
(島崎様:写真右)
――では、最後に他社留学にはどんな人が参加するといいと思いますか?
 自分の会社しか知らない人がいいと思います。あとは、リーダー経験があまりない人がいいのではないでしょうか。私のように主体的に動かざるを得ない環境になることで、リーダーシップが磨かれると感じます。
<留学先責任者からのコメント> ~MIKATAホールディングス株式会社 代表取締役社長 小林様より~
今回の留学は、当社にとっても非常に良い機会となりました。私共のような組織は、大手企業の方々がどのような思考で、どのような働き方をしているのかを知り得る機会が多くありません。今回、島崎さんが来てくれたことで、大手企業の方の動き方や思考を第三者的に知ることが出来たのは組織として大きかったように思います。
また、ビジネスの成果としても新しいサービスに繋がるコンテンツが出来上がり、非常に助かりました。回を重ねるごとに積極性が増し、自ら声をかけたり、段取りを決めたりと動きが変わっていったのが分かりました。また、自ら積極的に和の中に入ってきてくれたので、非常に良いコミュニケーションができました。今後はさらに良いものを作り出していく柔軟性やピジョンを背負う覚悟と主体性を持つことを意識して仕事を進めていただきたいと思います。3ヶ月間ありがとうございました。

会社名 ピジョン株式会社
業種  その他製造業
事業内容 資産育児・マタニティ・女性ケア・ホームヘルスケア・介護用品等の製造、販売および輸出入、ならびに保育事業
URL https://www.pigeon.co.jp/