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2026/5/1 【ニュースリリース】法政大学論文「プロジェクト型プロボノの実態と運営」の研究にエッセンス株式会社プロボノプロジェクトチームが協力


 エッセンス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:⽶⽥ 瑛紀)内、プロボノプロジェクトチームは、法政大学大学院政策創造研究科(現:地域創造インスティテュート) 橋本研究室と連携し、2025年度修了生が修士論文として発表した「プロジェクト型プロボノの実態と運営に関する研究 ―プロボノプロジェクト"itteki"を事例に―」の研究に、情報提供及びアドバイザリーとして協力しました。
 エッセンス株式会社では、これまで182社の大企業に勤める944名の社員の皆様のプロボノ活動をサポートしてまいりました。これからも、越境学習・プロボノ活動を牽引する企業として、人材育成・組織開発・キャリア自律支援など、多様化する人事課題の解決に貢献してまいります。また、本研究で明らかになった成果を生み出すプロジェクト運営のプロセスを活かし、受け入れ企業の支援にも引き続き努めてまいります。

■取り組みの背景
少子高齢化が本格化していくなかで、地方企業では後継者、従業員不足による事業継続困難やDX・ITなど専門スキルをもつ人材不足による地域産業や経済の衰退が深刻化しています。これらの地域課題を解決するために、近年、地方行政がプロボノを活用するケースが増えています。通常のボランティアによる労力の提供とは異なり、個人がもつ「知識やスキル」を提供するプロボノは地方企業の支援、地域課題の解決において重要な役割を果たすのではないかという考えのもと、法政大学が本研究を行いました。その中で、越境的学習・プロボノ活動を牽引する企業のひとつとしてエッセンス株式会社のプロボノプロジェクトチームに声がかかり、今回の研究への協力を行う経緯となりました。

■プロボノとは
「公共善のために」を意味するラテン語「Pro Bono Publico」を語源とし、企業に勤めながら、自分の専門知識や経験を生かして社会貢献する活動です。
無償の価値提供という意味ではボランティアと同じですが、プロボノは特に自分が培ってきたスキルを活かした活動を指します。
昨今、副業・兼業や社外でのスキル発揮を企図する社会人の新たな働き方として注目されており、個人にとっては、副業や独立を目指すトライアル手段や腕試しの機会として、企業にとっては自社の社員のキャリア自律やリスキリング、社会課題との接触機会として取り組みが広がっています。

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■論文概要
正式名称 :プロジェクト型プロボノの実態と運営に関する研究
―プロボノプロジェクト"itteki"を事例に―
調査期間 :2025年6月~12月

〈論文内容〉
一章 研究背景と目的
二章 先行研究レビューとRQの設定
三章 研究方法と分析方法
四章 分析結果と考察
五章 結論と今後の課題

本研究では、成果につながるプロジェクト運営のプロセスを検証するために、受け入れ企業・参加者ともに満足度の高いプロジェクトの共通点、受け入れ企業・参加者ともに満足度の低いプロジェクトの共通点、受け入れ企業と参加者の満足度に乖離があるプロジェクトの共通点を調査・分析しました。その結果、受け入れ企業、参加者ともに満足度の高いプロボノプロジェクトは、「目的の共有」→「関係の深まり」→「実行と継続」→「成果の内化・波及」という循環が成立していることがわかりました。これは、共通目的を軸に信頼関係を深め、継続的に成果を循環させる構造で、
「設計→共有→実践→対話→生成→評価→学び→(再設計)」
の7段階の循環プロセスで整理できます。
以下で示す「運営サイクル図」の通り、受け入れ企業・参加者が「なぜ取り組むのか」を共通理解し、役割を明確にしてスタートすることで、密な対話が生まれ、結果、活動が自発的・建設的に進み、高いアウトプットや社内波及へつながります。
また、得られた経験が再び目的を明確にし、次の活動に循環する、「共創設計→密な対話→多様性統合→内省共有→緩やかな継続」の循環を意図的にマネジメントすることで、受け入れ企業、参加者双方の満足度が同期、成果と学びが共に高まる構造を実現できます。この好循環こそが、受け入れ企業の活性化や地域課題の解決という成果に結びつくと考えられます。

【運営サイクル図】

【本取り組みに関する意見交換の様子】

前法政大学大学院政策創造研究科 教授
橋本 正洋(東京科学大学名誉教授)のコメント

近年、人口減少による人手不足対策が必要となる一方、高齢者の就労が当たり前の時代となっています。また、働き方改革も進んでおり、昭和・平成時代の終身雇用を前提とした職業感が変化しつつあります。こうした中、プロボノという新しい概念は、個人の能力を社会に活かしたいという志向と、専門人材の能力を活用したいという社会や企業のニーズに合致したものといえます。
今回、エッセンス社の全面的協力を得て、プロボノの成功要因を橋本研究室の今井さんが修士論文にまとめてくださいました。同社が提供するプロボノの機会は多様ですが、その成功要因を上記に示すように整理できました。また、プロボノプロセスの課題も明確に示すことができたと思います。この成果をもとに、プロボノに対する就労者と社会の双方のニーズに合致した、より良いプロジェクトが進むことを期待しています。

■ 会社概要
 エッセンスでは「新しい、仕事⽂化をつくる」をミッションとし、「新しい企業と個⼈の関係性を実現する」をビジョンとして各種事業に取り組んでいます。
 エッセンスの事業を通じて、働く人々がもっと幸せになり、ワクワクできるような活気あふれる世の中を目指しています。

会社名 :エッセンス株式会社
代表 :⽶⽥ 瑛紀
所在地 :東京都中央区⽇本橋蛎殻町1-11-1 Nihonbashi OK Bldg 5F
設立  :2009年4⽉7⽇
URL  :https://www.essence.ne.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】
本研究の結果について詳細をお聞きになりたい方はエッセンス株式会社までお問い合わせください。
担当者:川崎
電話 :03-6661-7747