VUCAの時代と言われる今日。技術革新や労働人口減少・高齢化、未だ続くコロナ禍の状況は、事業環境に多大な影響をもたらしています。企業は先が読めないことを前提にした経営を行いながら、自社の存在意義に立ち還って「社会的な利益」の創出が求められています。そのためには、事業領域やビジネスモデルの転換とこれを推進する人材ポートフォリオの形成が急務となっています。
一方、働く個人にとっても、人生100年時代・70歳就業法といった働く時間軸の伸長やZ世代のビジネスシーンでの活躍に伴う働く価値観の多様化が進んだことで、自律的なキャリア形成やリスキリングが求められています。
これは、企業における人材活用と個人のキャリア開発において新しい潮流が起きていることを意味します。人事・人材開発部門やキャリア開発支援に関わる我々は、今後どのようなモデルを構築していくべきなのでしょうか?
本シンポジウムではこうした問題意識を問うべく、組織の枠にとらわれない人材・キャリア開発や人的リソースの活用を実践している企業(NECライフキャリア・双日プロフェッショナルシェア・大和ハウス工業・ニューホライズンコレクティブ・村田製作所)と新たなキャリア理論(キャリア・サステナビリティ)の研究をされている山崎京子教授をお迎えし、各社取り組みの発表、パネルディスカッションを行います。
日時 | 2022年10月18日(火)13:30~17:00(13:20より入室可能) |
こんな方におすすめ | 企業の経営者、人事、社内キャリアコンサルタント ※同業の方、個人でコンサルを営む方等のお申込み・ご参加はお断りしております。 |
コンテンツ | ○ゲストによる発表(五十音順) ・菊岡 大輔氏(大和ハウス工業株式会社 経営管理本部人事部長) ・佐藤 秀明氏(NECライフキャリア株式会社 代表取締役社長) ・津守 宏晃氏(株式会社村田製作所 IoT事業推進部 プロジェクトマネージャー) ・丸山 優敏氏(双日プロフェッショナルシェア株式会社 取締役) ・山口 裕二氏(ニューホライズンコレクティブ合同会社 代表 ) ・山崎 京子氏(立教大学大学院ビジネスデザイン研究科特任教授、日本人材マネジメント協会副理事長) ○パネルセッション ・テーマ①:「社外への越境」という共通のキーワードに対して、それぞれ異なる立場からパネラー各社の取り組みの意義や実態を掘り下げていきます。 ・テーマ②:社会全体で人的リソースを共有し、価値を最大化させていく新たな時代の人材マネジメントモデルについて、パネラーとともに考えていきます。 |
参加料 | 無料 |
定員 | 300名 ※定員に達した場合は抽選を行います。 |
菊岡 大輔
大和ハウス工業株式会社
経営管理本部人事部長
1996年に大学を卒業後、大和ハウス工業株式会社に入社。以来、同社の人事部門でのキャリアを重ねる。2013年4月に経営管理本部人事部人事グループ長。同社の65歳定年導入や65歳以降の再雇用制度である「アクティブ・エイジング制度」の設計を手掛ける。2016年10月に東京本社人事部次長。2018年4月に東京本社人事部長。2021年10月からは経営管理本部人事部長として、同社の人的資本経営の推進を担っている。
佐藤 秀明
NECライフキャリア株式会社
代表取締役社長
1988年日本電気株式会社入社。以降国内外の人事・総務部門の各業務を経験。2015年から人事部長。2020年9月にNECライフキャリア(株)を設立し現在に至る。
津守 宏晃
株式会社村田製作所
IoT事業推進部 プロジェクトマネージャー
1996年 セールスエンジニアとして㈱村田製作所入社。2000年から4年間Murata Electronics North America Inc., Chicago Officeに駐在。帰国後2006年より事業部内に課長不在の新規事業開発課を立ち上げるが1年で消滅。その後、本社企画、本社人事、San Jose Officeでの経験を経て、2019年交通量データビジネス、2021年スポットコンサルティングビジネスを立ち上げ、その他社内での新規事業立ち上げ支援にも関わる。
丸山 優敏
双日プロフェッショナルシェア株式会社
取締役兼管理部長
新卒で当時のニチメン株式会社(現・双日株式会社)に入社。東南アジア、アフリカ、南米などから原木を仕入れ、国内の製材・合板工場へ輸入内販するトレーディング部隊に配属。その後、ニュージーランド、ベトナムの製造工場へ出向。2015年に人事部に異動し、主に新人から役員までの人材育成関連の業務を担当。2022年1月より双日プロフェッショナルシェア㈱に出向となり、現在に至る。
山口 裕二
ニューホライズンコレクティブ合同会社
代表
早稲田大学政治経済学部卒業。1995年、(株)電通入社。人事・営業・クリエイティブプロデューサーなどコミュニケーション全般にわたる業務を経験する。また、海外出向(ベトナム)、有料衛星放送事業会社出向ではいくつかの新たなビジネスの立上げを行う。電通に戻り、労働環境改革推進室長として、社の構造改革に取り組む。2021年から現職。
山﨑 京子
立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科特任教授
日本人材マネジメント協会副理事長
ロイタージャパン、日本ゼネラルモーターズ、エルメスジャポンでの人事実務を経て、アテナHROD設立。社会人大学院で人的資源管理とキャリア・デザインの教鞭を執る傍ら、日本企業や外資企業日本法人での人事制度設計のコンサルティングや、リーダーシップやキャリアに関する研修の実施、さらにJICA日本人材開発センタープロジェクトの教科主任として7か国の現地経営者に対して人的資源管理の実務指導を行う。内閣官房人事局主催の国家公務員キャリア研修の講師も6年間以上務めている。共著『未来を拓く キャリア・デザイン講座』(中央経済社、2018年)。2009年筑波大学大学院ビジネス科学研究科修了、2019年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。博士(経営学)。
「VUCAの時代&人生100年時代において、ポスト日本型人材マネジメントのあるべき人事戦略構想を模索し、創り続け、発信する」。これが、「戦略的人事構想会議」が提供するVALUEです。 ティール組織やホラクラシー組織が話題になる中、主従関係の組織と個人のありようからの脱皮を図り、互いのパートナーシップによって能力を総動員していくことが人事には求められています。 この構想会議では、経営と個人の成長に寄与する「戦略的人事」へといかに進化していくのか、業界の実践者・学術者を交えて考えていきます。
株式会社ライフワークス
エッセンス株式会社
株式会社アクティブアンドカンパニー
クミタテル株式会社