越境サミット2020夏 -アフターコロナの「兼業・副業人材活用」「社員の社外活動」を考える-

コロナ禍により、働き方に揺らぎが起きています。企業にとっては「雇用リスク」が顕在化し、時代に即時対応するためにプロジェクト型の組織形態を模索し始めました。また、個人にとっては「所属企業の経営悪化リスク」が増し、副業や非営利活動など「キャリアの複線化」に対する関心が高まっています。

これまで人材開発の領域で語られてきた「越境」というキーワードが、業務委託人材(越境人材)の活用、自社社員の越境人材化(フリーランス・副業社員化)という文脈で頻出するようになってきました。

この度、これからの越境人材を採り入れた組織づくりと社員の越境支援をテーマにサミットを開催します。実際に企業のフリーランス・副業社員活用を支援し、一方で、社員の副業や副業類似の働き方も支援している4社が集い、その実態を紹介しながら、越境を通じて自由かつパフォーマンスの高い働き方や組織を実現する未来に向けた議論を行います。

日時7月20日(月)15:30〜18:00
※15:25より入室可能
こんな方におすすめ・中小・ベンチャー企業の経営者
・企業人事・事業責任者の方
・新しい働き方に関心のあるマネージャー・個人の方
コンテンツ・オープニング講演(法政大学大学院 政策創造研究科教授 石山 恒貴先生)
・主催4社の代表による「ウチの越境サービス」プレゼンテーション
・「ウチの越境人材」セッション(主催4社の業務委託社員が登壇)
・「ウチの越境社員」セッション(他社で複業・副業中の社員が登壇)
参加料無料

登壇者

ゲスト

石山 恒貴(いしやま のぶたか)
法政大学大学院政策創造研究科 教授・研究科長)

博士(政策学)。NEC、GE、米系ライフサイエンス会社を経て、現職。越境的学習、キャリア形成、人的資源管理等が研究領域。人材育成学会常任理事、日本労務学会理事、フリーランス協会アドバイザリーボード等。
主な著書:『地域とゆるくつながろう』静岡新聞社(編著)、『越境的学習のメカニズム』福村出版、『パラレルキャリアを始めよう!』ダイヤモンド社、『会社人生を後悔しない40代からの仕事術』(共著)ダイヤモンド社、Mechanisms of Cross-Boundary Learning Communities of Practice and Job Crafting, (共著)Cambridge Scholars Publishing.
主な論文:Role of knowledge brokers in communities of practice in Japan, Journal of Knowledge Management, Vol.20,No.6,2016.

▼「ウチの越境サービス」プレゼンテーション登壇者

加藤 健太(かとう けんた)
株式会社エンファクトリー 代表取締役社長 CEO

リクルートを経て、AllAboutの創業メンバーとして財務、総務、人事、広報、営業企画など裏方周りのあらゆることを担当し、取締役兼CFOとして2005年に IPO。その後、現在の株式会社エンファクトリーを分社し代表に就任。エンファクトリーでは「ローカルプレナー(※)のための自己実現ターミナルの創造」を目指し、また、社内では「専業禁止!!」という人材ポリシーを打ち出して、関わる人々すべての「生きるを、デザイン」を応援中。
※ローカルプレナーとは専門家やフリーランス、つくり手はもちろんのこと、企業に勤めながらパラレルワークやNPO・ボランティアなどを通じ、自己実現に向けて自ら生活や、働き方や生き方をデザインし、実行する人々を総称する造語です。

田中美和(たなか みわ)
株式会社Waris 代表取締役/共同創業者

国家資格キャリアコンサルタント。2001年に日経ホーム出版社(現日経BP社)入社。編集記者として働く女性向け情報誌「日経ウーマン」を担当。取材・調査を通じて接した働く女性の声はのべ3万人以上。女性が自分らしく前向きに働き続けるためのサポートを行うべく2012年退職。フリーランスのライター・キャリアカウンセラーとしての活動を経て2013年株式会社Waris設立。著書に『普通の会社員がフリーランスで稼ぐ』がある。一般社団法人「プロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会」理事。講談社ミモレにて『100年時代のキャリアデザイン』連載中。

松村 幸弥(まつむらゆきや)
株式会社シューマツワーカー 代表取締役

2012年に株式会社ボルテージに新卒で入社しソーシャルゲームのプロデューサーとして勤務。その後、 2016年に株式会社シューマツワーカーを設立し、副業したい人と企業をマッチングするプラットフォームサービス『シューマツワーカー』を立ち上げる。登録者は、サービス開始約3年で23,000人に達し、スタートアップから上場企業まで案件依頼企業800社以上、副業案件1,700件以上取り扱っている。

米田 瑛紀(よねだ えいき)
エッセンス株式会社 代表取締役

1996年に大学卒業後、地元広島にて人材ビジネスを行う企業に入社。売上高を5倍に伸ばし、企業規模拡大に貢献後、24歳で取締役ゼネラルマネージャーに就任。2000年に人材アウトソーシングの専門会社に創業メンバーとして参画、営業責任者に就任。9年間で20億円を売上げる組織の成長に貢献。2009年エッセンスを設立。専門分野に特化したビジネスのプロフェッショナル人材と成長企業とのマッチングにより、企業の経営課題解決に取り組む。2017年2月に他社留学事業を立ち上げ、大手企業社員をベンチャーに留学させる人材育成事業にも取り組んでいる。2017年10月に経済産業省「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」委員に就任。

▼「ウチの越境人材」セッション

柏原 浩志(かしわばら ひろし)
株式会社オールアバウト 経営管理本部 広報グループ マネージャー

1980年生まれ。広島県尾道市出身。2002年中央大学 経済学部国際系学科卒業。
住宅フランチャイズメーカーに新卒1期生として入社。新規加盟店の開拓をはじめ、マーケティング業務全般に従事。この際、出会った広報業務に魅力を感じ、2008年、総合情報サイト「All About」を運営する株式会社オールアバウトに転職。2011年より部門責任者として、各種ステークホルダーとの関係性を最適化すべく、WEB・リアル含め様々なコミュニケーションプランを立案・実行。
2012年には100社100名の広報パーソンによる任意団体「若手広報担当者の会」の会長を歴任。

稲葉哲治(いなば てつじ)
Warisリクルートコンサルタント/サーキュラーHR編集長

開成、東京大学から一転、中退して社会的ひきこもりを経験。当事者性を活かしてセゾングループ人材会社にてNPO協働事業等を担当後、日立グループにて新規事業、若者キャリア支援会社起業、人事、人材コンサルタントを経て、日本最大の人事・HRメディアにて人事コミュニティ運営等に従事。現在は㈱Warisコンサルタントの他、ダイバーシティ&インクルージョンを推進するNPO法人GEWEL理事、ワールドカフェ・OSTファシリテーターとして活動中。 エシカルを軸にソーシャルセクターでも活動し、フィリピン少数民族と作るブランド「EDAYA」やセレクトショップ「エシカルペイフォワード」、「エシカル男子の会」、参加型社会投資イベント「SOIF」などで人と社会の関わり方の変革を行う他、ソーシャルビジネスのハンズオンインキュベーションも実施。

高橋 舞伎(たかはしまいき)
株式会社シューマツワーカー CMO

株式会社シューマツワーカーにて、SNS広告運用や新規媒体の選定などWEB施策全般を担当。本業ではWEBマーケティング支援の会社を経営し、スタートアップから大手企業まで広くサポートする。

木下 紫乃(きのした しの)
スナック引き出し ママ/エッセンス 他社留学事業 部長

慶應義塾大学文学部卒業後、1991年リクルートに入社。SEからの広報を経験後、7年で身体壊して辞める。ここから数年、公私とも人生色々。36歳でまったくキャリアの軸になかった人材育成会社に潜り込む。10年間、大手企業中心に数百の企業研修設計運営を手掛ける。45歳で慶應メディアデザイン研究科(大学院)へ入学。理系文系アート系出身の若い学生と学びながら、ダイバシティな組織、新しい働き方、テクノロジーと教育等を研究。47歳。価値観のはざまで迷う中高年のキャリアデザイン支援がやりたくて、人材開発会社、株式会社ヒキダシを起業。企業研修やコーチングで、セカンドキャリアを考え始めたミドルシニア世代の背中を押す毎日。活動の一環として、人をつなげるための「スナックひきだし」を2017年より開店。紫乃ママとして2年間で1000人を超える様々な人をつなぎ続ける。2020年より業務委託でありながらエッセンスの他社留学事業部の部長に就任。

▼「ウチの越境社員」セッション

慶野 忠志(けいの ただし)
株式会社エンファクトリー プロマッチングユニット長

2014年、早稲田大学文化構想学部を約7年かけて卒業後、当時アルバイト先だった株式会社エンファクトリーに新卒第1号として入社。各業界の専門家と共にビジネスを創出するユニットで、営業としてキャリアを開始する。これまで、延べ500人の専門家のWebブランディングを支援。2014年プロフェッショナルの派遣サービス「プロクル」、2016年専門家による記事制作サービス「専門家@メディア」、2018年LINE社との協業で「LINEトークCARE」など、新規事業の立ち上げ、運用も行う。今年から、自身の成長のために複業を開始する。

小崎 亜依子(こざき あいこ)
株式会社Waris ワークアゲイン事業 統括/Waris Innovation Hub プロデューサー

慶應義塾大学総合政策学部でファイナンス理論を学び、野村アセット・マネジメントを経て、株式会社日本総合研究所で10年弱、ESG投資の普及啓発および金融機関による実践を支援。働き方の現場でインパクトを起こそうと2015年Warisに参画。キャリアブランクのある女性の再就職支援「Warisワークアゲイン事業」を手掛けるとともに、プロフェッショナル女性を対象としたプロジェクト型ワークの創出や多様化推進のためのコンサルティングを行う。2019年7月から2020年6月まで、東京大学のスタートアップ支援組織であるFoundXにて、スタートアップ支援のノウハウを学ぶ。
そのほか、一般社団法人鎌倉サステナビリティ研究所の立ち上げにもかかわり、ESG投資やサプライチェーン人権監査を中心とする人材育成を通じて、ボトムアップでの社会変革にも取り組む。

申 晶樹(しんちょんす)
株式会社シューマツワーカー カスタマーサクセス責任者

株式会社シューマツワーカーにて、カスタマーサクセス責任者を担当。
副業でスタートアップからコンサルティングファームや東証一部上場企業で採用支援の副業を進行中。

廿楽 知実(つづら ともみ)
エッセンス株式会社 リクルーティング事業部 部長/一般社団法人グローバル人事塾 運営メンバー

大学卒業後、2011年新卒にて教育事業会社に入社。自身を変えたいという思いから退職の決断をし、カナダに留学。現地で幼児教育の現場でのインターシップに携わりつつ、見識を広げる。帰国後は、業界大手の人材会社にてキャリアアドバイザーとして従事。その際キャリアコンサルタントの国家資格取得。現在は、エッセンス株式会社にて個人・企業の両サイドをサポートする一気通貫のコンサルタント、事業部責任者として事業企画並びにHRイベントの運営を担う。