大企業の副業解禁やモデル就業規則の改定など、１つの組織にしばられない働き方の整備が近年進められつつあります。

人生100年時代とも言われる中、こうした働き方を通して自らのキャリアをより豊かにしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

一方で、受け入れ側の企業ニーズやマッチングプラットフォームの整備、就業モデルのあり方などがネックとなり、高まる兼業・副業への期待にはまだ応えきれていないのも実情として存在します。

こうした背景を受け、中小企業庁では、中小企業が多様な人材を多様な形式で人材確保・定着するための『中核人材確保スキーム』確立を目的として、「地域中小企業人材確保支援等事業（中核人材確保スキーム事業）」を実施してきました。

この事業では7つの実証機関を中心に人材確保スキームの実証を行うとともに、当社（エッセンス社）含む３機関を中心にプロボノ・兼業・副業等の多様な働き方を通じた、地域や中小企業等への関心を後押しする取り組みを行ってきました。とくに、当社（エッセンス社）も一翼を担うべく、セミナーの開催や複数回のプロボノツアーを実施してまいりました。

本シンポジウムでは、同事業で取り組んだスキームの概要や結果を紹介するとともに、プロボノ体験ツアーに参加した個人の体験談も交えながら、プロボノ・兼業・副業の可能性について議論します。