【越境コラム】VOL.1「リスキリング×越境体験」─スキルよりも大切なこと

目次
・リスキリングの“中身”は一つじゃない
・越境体験とは「スキルを得に行く場」ではない?
・重要なのは「何を学ぶか」ではなく「どう変わるか」
・三位一体で育てる、これからの人材開発
・越境体験は、人生が変わる「挑戦の始まり」

 

たとえば、以下のような目的で実施されるケースがあります。

  • ミドルシニア向けの「再教育」
  • 職種を越えた「マルチスキルの獲得」
  • 次世代リーダーの「マネジメント育成」
  • 異業種から学ぶ「新規事業開発のヒント」

どの企業にも共通しているのは、“今の延長線では得られない学び”を求めている点です。

弊社では「他社留学プログラム」として、大企業の社員がベンチャーなどの異業種に一定期間“留学”する取り組みを行っています。

 

初めて導入される企業様からは、次のような質問をよくいただきます。

  • 週1 × 3か月で、何が得られるのか?
  • スキルは本当に身につくのか?
  • 業務への支障はないのか?

ここで大事になるのが、事前の目線合わせです。

私たちが重視しているのは、以下の3点です。

① 経営経験を持つ「伴走者」との対話

② 「学びの内容」より「人としての成長」を意識する視点

③ 留学前・中・後を通じた、上司・人事との連携

 

本人のモチベーションも重要ですが、企業側が「どんな人材に育ってほしいか」を伝えることが、成功のカギを握ります。
 

成功する越境体験には、次の三者の連携が欠かせません。

受け入れ企業  ×  送り出し側(上司・人事) ×  伴走者
この“三位一体”で人を育てていくことで、リスキリングが単なる「スキル研修」ではなく「人材戦略」に変わるのです。

越境体験は、人生が変わる「挑戦の始まり」

越境プログラムを終えた社員たちは、自社に戻った後、新たな挑戦に踏み出しています。

リスキリングとは、「何を学ぶか」ではなく、「どんな人になるか」
その変化を生み出す鍵が、“越境”にはあります。

参考事例

株式会社ニフコ×TSUBU株式会社の導入事例

「行動する事、一歩踏み出すことの大切さを実感した半年間」(職種:事業開発 留学頻度:週1日、留学時:中途入社12年目)

ベイシス株式会社×株式会社Relicの導入事例

「他社留学トライアル 他社事業経験を通じて得た多くの刺激と気づき」(職種:事業推進 役職:部長 留学頻度:週2日、留学時:中途入社16年目)