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「鳥取ってどんなところ?」人口最小県鳥取で実現する“ちょうどいい移住”

年間約2000人が移住する鳥取県の魅力とは……

 

「スタバはないが日本一のスナバ(砂場)はある」。

この発言で、鳥取県の平井伸治(しんじ)知事が全国区の知名度を獲得したのは、記憶に新しい。駄洒落を織り交ぜた発言の数々は、知事の親しみやすいキャラクターもあって、ネットでも話題を呼んだ。

 

そんなユニークな県知事がいる鳥取県であるが、近年、移住者が増加しているのをご存じだろうか。鳥取県によると、移住者は2016年の一年間で、20代~30代を中心に1952人・1337世帯にものぼり、そのうちの7割以上を占める20~40代は、就職を理由に移住を決めているそうだ。

 

移住者が増加している背景として、鳥取県の住みやすさが全国的にも注目を集め、移住先としての人気を高めていることがある。実際に、宝島社の出した住みたい田舎ランキングでは岩美町が全国1位、東洋経済新報社の出した住みよさランキングでは倉吉市が3年連続全国1位に輝いている。

鳥取県としても、移住者の受け入れには力を入れており、鳥取県立のハローワークを東京にオープンするなど、IJUターンの促進を行っている。

 

「複業」という“ちょうどいい移住”

 

鳥取県は、週4日東京の企業で働きながら週1日は鳥取県の企業で働くといった「複業形態」での就業も促進している。

企業の成長戦略を具現化するプロフェッショナル人材に対し鳥取県への複業・IJUターンを促進する「とっとりプロフェッショナル人材戦略拠点」のマネージャー、松井太郎氏によると、複業形態での就業は働く個人と受け入れる企業の双方にメリットがあるという。

 

「いきなり地方に移住するというのはハードルが高いと思われる方がいるかもしれませんが、それは企業にとっても同じことなのです。仮に企業が移住ありきで遠方に住んでおられるプロ人材を正社員として採用したとしても、結果的にその企業にマッチしない可能性もあります。そこで、いわゆる“お見合い期間”を設けて、お互いにとってのリスクを出来る限り少なくしましょう、というのが複業という形態のメリットになります」(松井氏)

 

当然、今の職場が副業・兼業を許可していないと、このような就業形態は難しい。しかし、フリーランスで活躍している方や、独立し自身の会社を経営している方であれば、本業とは別に鳥取県でも仕事を持ってみてはいかがだろうか。

 

鳥取企業を知る イベント&現地ツアー

 

「鳥取で仕事をしてみるのも悪くないかも……」という方向けに、2017年10月18日、鳥取企業での就業をリアルに体感できるイベントが開催された。

 

とっとりプロフェッショナル人材戦略拠点が主催する『”野人”・岡野雅行さんが語る 人口最少県鳥取で生み出す「プロ人材」としての新たな可能性』というイベントである。

 

このイベントは、現在、ガイナーレ鳥取 代表取締役GM 岡野雅行氏がサッカー日本代表を経て鳥取県で働くに至るまでや、鳥取県で働くことの魅力を語る講演の他、鳥取県内で人材を積極採用中の企業がPRを行うもので、鳥取県での就業を考える方が50名以上参加した。

 

参加者からは、「鳥取県の企業は思ったよりも進んでいて、楽しく働けそうだと感じた」や、「東京からは距離があるから、鳥取で仕事をするのは難しいと思っていたが、案外近いということがわかった」といった声があがり、鳥取企業を身近に感じることができるイベントとなった。

 

このイベントを通して、鳥取県で働くことに興味が持てれば、現地企業体験ツアーに参加することができる。

 

これは、鳥取県内企業のオフィス見学や社長面談等を通して、地方での生活や仕事面での不安を解消したり仲間を見つけたりすることができる1泊2日のツアーで、2017年11月23日(木)~24日(金)に開催される予定だ。参加者は、羽田鳥取空港往復航空券・現地での交通費・宿泊費が全額無料で鳥取企業を実際に見に行くことができるのだ。

 

「現地企業体験ツアーは今年で2回目となります。昨年度はこのイベントを通じて2名の方が鳥取企業での就業に至りました。ツアーのタイトルでは“プロ人材”という言葉を使っているので、例えば、NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」に登場にするような人をイメージされるかもしれません。我々は、概ね3~5年の間で同一業務に携わった経験があり、一つの仕事を自分で完結できる方を“プロ人材”と呼んでいます。一人でも多く方にとって、今回のツアーが鳥取での就業を考えていただくキッカケになればと思います」(松井氏)

 

このイベントは、正社員形態、複業・兼業形態のどちらを希望している方でも、鳥取企業を直接見に行くことができるチャンスである。

 

自分のキャリアを見つめなおす中で、このような機会を活用してみてはいかがだろうか。

 

 

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