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学校の先生による「越境」が教えてくれること

エッセンス株式会社では実は、小学校の先生の越境を受け入れたことがあります。

2018年の夏に、自ら志願して「社会に出たい」という二川 佳祐(ふたがわ けいすけ)先生に3日間に渡ってインターンをしていただきました。


志願された理由は「先生は世間知らずと言われるが本当なのか」「先生は社会では役に立たないと言われるが本当なのか」を確かめたいから。社会に出ておらず、世間知らずと言われがちな先生が実際にそうなのかを自ら社会人を体験することで検証したいというとても意欲的なアプローチでした。しかも、有給休暇を3日間取得し、休みを利用してわざわざインターンを行うという方法を取られました。


3日間の中では、営業社員のアポイントの同行や議事録の作成、社内ミーティングの同席、契約書の作成、インターネット記事の要約など幅広い業務にチャレンジいただきました。普段企業を訪問される機会がないため、ある社員が「毎回、二川先生が会社の受付や中のレイアウトに感動されていたのが面白かった」と言っていたのが印象に残っています。


インターン最終日には社内会議にて3日間の学びを次の5つに分けてシェアして下さりました。「①先生の副業解禁は間近。「円」ではなく「縁」を稼げ」と「②副業によって見えた自分の芝生」「③なぜ「先生は世間知らず」なのか?への仮説」「④学校現場に持ち帰るお土産と宿題」「⑤全てはギャップでできている」です。詳しくは以下の記事を読んでいただきたいのですが、私が印象に残ったのは「⑤全てはギャップでできている」でした。


  「先生は世間知らず」への挑戦。小学校の先生が3日間の企業インターンで得たお土産と宿題とは | エッセンス ハタラクミライを運営するエッセンス株式会社では、自らインターン活動を志願された小学校教諭である二川佳祐さんに、3日間に渡り社会人インターンに従事していただきました。 以下は、二川さんからの学びと気づきのレポートです。 エッセンス

▲二川先生のレポート記事


エッセンスの仕事は企業の課題とその解決ができるプロをマッチングし、解決を図るというものですが、それを二川先生は「ギャップの解消」と表しました。例えば、「新規事業を起こしたいのに、そういった経験がない。だからその能力に長けた人、つまりギャップを埋められる人を派遣しよう」という具合です。逆に二川先生のインターンも、「世間知らずだ」という声と「そうじゃない!」という思いのギャップを埋めることがご自身のモチベーションになっていたことに触れ、ギャップを埋めようとすることにモチベーションの源泉や価値が生まれるのではと思われたそうです。


思えば、現業への不満や憤りといったものは、会社や仕事に対する期待値と実態とのギャップで生じます。それを解消する方法があるかないかが企業と個人の関係を持続的に保つためには重要な要素の1つであると思っています。二川先生が勇気を持って行ったこのインターンのレポート記事は、Facebookで「757いいね」、NewsPicksでも「260Picks」を集めました。おそらくこれは、普段から学校現場と社会のギャップを感じ、その解消に動く二川先生のチャレンジに対して共感を覚える方が多くおられたからではないかと思っています。


世の中には多くのギャップが存在します。「時代の流れと自社の考え方のギャップ」や「同期と自分のポジションのギャップ」、「本来やりたいことと現業のギャップ」。そうしたギャップからいつの間にか目を背け、距離を置くようになってしまうと、「何をやっても無駄だ」とおとなしくなり、「自分に与えられた今のこの仕事だけしていればいいんだ」と自身の現状を正当化するようになっていくのではないかと感じています。


二川先生はその後、別の会社へのインターンも実現し、そこでも多くの反響を巻き起こしていました。また、コロナ禍では学校のICT化の推進をリーダーシップを取って進めたり、医療従事者に食事を届ける地域活動を進めたり、社会人向けの教育コンテンツの開発をしたりと「まさしく枠にはまらない」活躍を各地でされています。おそらく、1つのギャップを解消したことが、またさらなるギャップの発見や解消のモチベーションに繋がり、1つ1つの成功体験に背中を押されながら新たなチャレンジを繰り返しておられるのだと思います。


「目の前のギャップに目を背けていないか?」、二川先生のチャレンジが問いかけるものは決して小さくないと感じています。


エッセンス株式会社

越境研修事業部 部長 島崎由真

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