【イベントレポート】他社留学勉強会「ベンチャー企業から学ぶ持続的なリモートワーク術」
2020年4月22日(水)に、エッセンス(株)主催のオンライン勉強会が開催されました。
エッセンス(株)の他社留学事業部では「他社留学」という、会社員が他社へ留学することによって様々なことを学び新しい価値の創出を促す新しいスタイルの研修プログラムを提供しています。
昨年より「越境学習」について関心を持つ企業の人事部向けに月1回の勉強会を開催しています。
これまで、「新規事業創出と越境学習」や「ダイバーシティと越境学習」等、様々なテーマで異業種の皆様でディスカッションを深める場を運営していましたが、今回は「越境学習」は一旦横に置き、テーマを「リモートワーク」に着眼点をあて、開催しました。ここでは、イベントの様子をお届けいたします。
ベンチャー企業から学ぶ「持続的なリモートワーク術」
リモートワークを準備していた企業も、準備していなかった企業も、否応なくリモートワークが要請されている昨今。そこで、今回の勉強会のゲストとして、このような状況になるずっと前から、週2日はリモートワークを選択可能とするなど、多様な働き方を推進してきた株式会社エンファクトリーさんが登壇されました。
効果的なリモートワークについてお話を伺いながら、参加社の皆さんの取組みをシェアするという流れで進行が行われました。
※当日、発表いただいたスライドより抜粋
参加企業のほとんどがリモートワークを実施しておりましたが、
「社員のメンタルケアをどうすれば良いのか?」
「遠隔でもできるチームビルディングの仕方は?」
「社員によって業務量の差がでている」
など、多くのお困りごとが浮き彫りになりました。
「雑談は悪」なのか?
中でも、1番盛り上がったのが「雑談」に関する内容でした。
近年、雑談の効果や雑談力の重要性などが謳われるようになりましたが、「雑談=休憩」というイメージもぬぐい切れていない企業も多数あり、「雑談は悪」という価値感が強い文化を持つ組織ではコミュニケーションの量が低下した、などという話も挙がりました。
「今までの組織文化がリモートワークになっても引き継がれる」
そんなことに改めて気づかされるとともに、まず大事なのは自社がどのような文化を持っているのかを知ること、そして、リモートワークという働き方になったときに、どの部分が機能しづらくなるのか、そんなことを棚卸しする必要があるのではないかと感じました。
他社とのオンライン交流という「越境学習」
勉強会全体を通して、非常に多くの学びがあり、自社では思いつかなかった案も、他社の方々と意見交換することで生まれる何かがあるのだと、改めて実感しました。
今回は、リモートワークをテーマに開催した勉強会でしたが越境学習の重要さにも触れられた瞬間でした。
次回の他社留学オンライン勉強会は2020年5月26日(火)に開催されるそうです。