プロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会

【イベントレポート】WHYを言語化すると仲間が集まる。「はたらき方の編集会議@長崎」を実施しました(寄稿者 書くメシ代表 川添祐樹さん)

2019年11月22日〜24日の日程で、「自由に働くライフスタイルをデザインする3日間」と題した合宿イベントが長崎市の「HafH Nagasaki SAI 」で行われました。

【参照】11/22-24@長崎開催 「旅して働く」を学ぶ2泊3日 MEET UP TOUR FOR FREELANCE

合宿最終日には「ローマ法王が長崎にやってくる!」と街がざわつく中、私川添が講師をつとめたのは、「はたらき方の編集会議」という初日のセミナー。

以下、お伝えしたことの要点や合宿の所感をお伝えします。

はたらき方を編集する3つのポイント


だれとどこで働き、その日は何の仕事をしてどう生きるかには無限の選択肢がある今の時代。その選択肢の中から好きにカスタマイズし、はたらき方を編集しデザインすることができるようになりました。

私が話したことは、その実現可能性をより高くするための3つのポイントです。

①WHYをつきつめる

「どんなはたらき方をしたいのか?(HOW)」の手前にある、「それはなぜか?(WHY)」を明確にすることで、賛同してくれる協力者が現れます。なぜなら人はWHYに心を突き動かされるからです。

私はこれをサイモンシネック氏がTEDで語った「ゴールデンサークル理論」を用いて解説しました。


人はついHOWやWHATばかりにとらわれがちになります。

そんな中でも世界中住み放題サービスである「HafH」が多くの人に支持されているのは、大瀬良代表(@ryosera_jp)のWHYが明確だからではないかでしょうか。


【参照】電通を退職しました。なぜ今か。(大瀬良亮)

②言語化する

そもそもなぜなぜ言語化が重要なのか?

かんたんな話で、言葉で説明できることは相手に伝わるからです。反対にそうでないものは「感覚」になってしまいます。なんとなくでしか伝わっていないということです。

  1. 言葉で説明できると、
  2. 伝わりやすくなり、
  3. 仲間や必要な情報・資金が集まってくる。

シンプルにこの三段論法です。自分が成し遂げたいことや理想とするはたらき方への実現可能性が高くなります。

言葉にすることは「考える」ことであり、人間しかできない贅沢な能力。その作業をめんどくさがらないことです。

言うまでもなく、とくに言語化すべきは「WHY」の部分です。

③発信する

WHYを言語化できたら、外に発信しましょう。このあたりは手法の話になるので細かい話はしていません。

このセミナーでは、一つだけ事例を紹介しました。「書くメシ」のメンバーでもある岐阜県在住ダンボールクリエイターのいわいさん(@iwai)です。


【参照】作って公開を続けていたら、きゃりーぱみゅぱみゅさんのMV制作に参加できた(いわいともひさ)

大切なことは、「発信し続ける」こと。

ただそれがいつのタイミングで日の目をみるのかはわかりません。

多くの人が途中で挫折する中で、他者のフィードバックをもらいつつ発信することを止めなかった人だけがたどり着く場所があります。

そこには自分のはたらき方をも変えてしまうチャンスが転がっています。

ダメ出しを恐れていては今のままで安住してしまう


この三日間で私がもっとも有意義だったと感じたのが「フィードバック」タイムです。

合宿参加者には、前日の出来事や感じたことをSNS等で発信するというタスクが課せられました。各自アウトプットしたタスクに対し、もう一人の講師である大瀬良氏と私とでフィードバックをします。

日々それを重ねるにつれ、目にみえて質が高まっていきました。同じ人が書いたにもかかわらずまるで別人のよう。

フィードバックは自分を立て直すことが目的です。ときにダメ出しを伴います。ゆえに多くの人は受け取りたがりません。でもそれだと客観的に自分を知ることができない。今のままで安住してしまいます。

今回、合宿という制約条件の中でのフィードバックをし合えたこと、それを受けて期待以上のアウトプットができたことは、参加者の方々にとって今後の活動を後押しする良い機会になったのではないでしょうか。

参加者のお一人であるハマさんが書いてくださったブログからもそれがうかがえます。

【参照】「旅して働く」を学ぶ 2泊3日。『書くメシ』の川添祐樹さんが語る ”言語化すること” の大切さ(ハマランド)

さいごに


このような素晴らしい学びと出会いの機会を作ってくださった、HafH様、フリーランス協会様に感謝いたします。

参加された方々にとっても、理想のはたらき方をデザインするにあたり何かしらのヒントになれば幸いです。

いつかどこかの場所で、皆さまと再会できることを楽しみにしています。

寄稿者:川添 祐樹さん
書くメシ」主宰、株式会社アイガモ🦆代表取締役。
これまで経産省(クールジャパン)、ソフトバンクホークス等において公式ライターを担当。その後企業向けWEBサイト構築業務にも従事し、500社近くのライティングを手がける。2018年には「読み手の行動変容と書き手の自己実現」をビジョンに「書くメシ」を立ち上げる。メンバーは国内外にて90名(2019年11月現在)。

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