母として妻としてフリーランスとして。自分らしく働くということ

母として妻としてフリーランスとして。自分らしく働くということ
働き方改革が推進されている現在、フリーランスとして活動する人たちの多くがランサーズに登録して活動しています。そんなランサーズを活用して働く人たちを「ランサー」と呼び、その年度に目覚ましい活躍をしたランサーを『Lancer of the Year』として顕彰しています。5回目の今年は、2019年3月23日に東京・渋谷ストリームで6名の受賞者を招き、盛大に開催されました。ここでは、3人の子どもを育てながらフリーライターとして活動する春森 桜さんに、パワーの原動力やモチベーション、受注の秘訣についてインタビュー取材しました。
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ママさんフリーライター・春森 桜さんが『Lancer of the Year 2019』を受賞した原動力とは?

岡山県在住のフリーライター・春森 桜さんは家庭を持って17年。母として3人の子どもを育てながら、フリーライターとして在宅ワークも行っています。

「自分らしく生き、自分らしく働ける社会」を体現するパワフルな春森さんが『Lancer of the Year 2019』を受賞できたのは、「月20万円」を目標に、着実に仕事の幅を広げてきたことが背景にあります。そんな春森さんを受賞へと導いた原動力とは。

家族との時間を大切にしたいという思いから在宅ワークの道へ


――『Lancer of the Year 2019』受賞おめでとうございます。率直な今の気持ちをお聞かせください。

このような名誉ある賞をいただき、本当に感謝しています。私は岡山県岡山市で、上は高校生、下は小学生という3人の子どもを夫と育てながら、フリーランスとして活動しています。去年は、家族の念願でもあったマイホームを建てることができました。

私はフリーランスとしての活動を始めて3年目なのですが、安定した収入を得ることができると感じたことがきっかけでマイホームの建築に思い切ることができました。家族への感謝とともに、クライアントの皆さまに改めてお礼申し上げます。ありがとうございます。

――3人のお子さんを育てながら、専業主婦として生活されていた春森さんですが、仕事をしたいという思いは当然あったかと思います。そこでフリーランスとして在宅ワークという選択をしたのは、どういう理由でしょうか。

家庭をもってからは基本的に専業主婦でしたが、17年の間には友人の飲食店を手伝ったり、働きに出ていた時期もありました。

でも、子どもたちを学校に送り出し、「おかえり」と言って迎えられる環境と、夫が帰宅したときには温かい食事ができているという環境。私が家族の存在を常に感じられる環境に身を置きたいと思って、ランサーズに登録して、この働き方を選んだのです。

――ランサーズに登録したのはいつですか。

2017年1月です。できるだけ家族と一緒にいたいと思い、在宅ワークを探していて、ランサーズというサービスがあることを知ったので登録したのがきっかけです。

レスポンスは誰よりも早く。クライアントファーストが受注を得る

――子育てをしながら仕事をするのは、ご苦労も多いと思います。それでも『Lancer of the Year 2019』を受賞できたのは、なにか活動に工夫があったのではないかと思います。どのようにランサーズで活動を始められたのですか。

まずは「タスク・作業」から始めました。ライティングのお仕事では執筆できそうな案件は、すべて挑戦するという気持ちで挑みましたね。そうしているうちにクライアント様から「直接依頼」をいただけるようになりました。

工夫ですが、できること、できないことははっきりと伝えることを意識しています。クライアント様の要望に応えられないことがあるなら、それを伝えないと良い仕事には結びつかないと思っています。また、レスポンスは誰よりも早くするように心がけています。私だからできる、フリーランスだからできる仕事という矜持を持っています。

――いわゆる「クライアントファースト」の意識を持つということですね。

クライアント様という相手がある仕事なので、自分だけが満足するのではいけないと常に意識しています。

――在宅ワークと子育てという両輪でパワフルに活動されていますが、生活リズムはどのようなものなのでしょうか。

とにかく家族と過ごす時間を最優先に考えるようにしています。朝は5時45分起床。6時から執筆をしながら、子どもたちの朝の用意をして、送り出した7時半からは洗濯などの家事と並行して執筆。基本的に仕事は22時までと決めています。そして土日は基本的にお休み。母親は心身ともに健康第一です(笑)。

とにかく挑戦あるのみ。フリーランスという働き方を広めたい!

――フリーランスとしての収入が安定した実感を得たからマイホームを建てたとおっしゃっていましたが、独立してやっていけるという自信がついたのは、どれくらいの時期だったのでしょうか。

独立して3ヶ月ほど経ったころだと思います。その前から、「タスク・作業」案件には挑戦していたので、「数をこなせばいける」とは思っていました。自信がついたのは継続案件と単発案件の両方をバランスよく受けるようになったころですね。目標を月に20万円と置いていたので、その壁は越えられると感じました。

――受注案件が増えたことが自信にもつながっているのですね。春森さんのように主婦とフリーランスの両立といった働き方は、今後増えていくと思いますか。

私は今後も増えていくと思っています。まだまだ、こういった働き方の認知度が低いだけで、もっと存在を広められたときには多くの人が魅力を感じるはずです。「私には無理」「なんだか難しそう」と感じる人はたくさんいますが、今フリーランスの人口が増えてきていることを考えれば、情報としてそのような方々の耳に入るきっかけが増えるでしょう。

――知らないだけで、知るきっかけがあればフリーランスという働き方は広まると考えているのですね。春森さんご自身は、今後フリーランスとして、どんなことをやりたいと思っているのですか。

『Lancer of the Year 2019』の受賞がきっかけで、私は新しいスタートラインに立ったことを感じています。それは、世の中の私のようなお母さんだけではなく、お父さんにも、もっと家族のそばにいたいとか、子どもの成長を感じていたいという人たちに、このフリーランスとしての働き方があるということを少しでも伝えていければと考えるようになりました。そんな活動にも積極的に取り組んでいきたいと思っています。

すでに子どもを持つママ友には、お茶会などをして広める活動を始めているのですが、もっと多くの人にも知ってもらいたい。そのために講演などができるようになれば素敵だなと感じています。

――それは才能があっても活用できていない専業主婦の方などにも希望になりますね。最後に、これからフリーランスを始めようと思っている方々に、春森さんからエールをいただけますか。

とにかく、まずはやってみること。それに尽きますね。人生はやり直しができると思っています。合う合わないは人それぞれ。それでも、やってみなければ合わないこともわかりません。

自分らしく働くことは自分らしく人生を歩むことです。私のように母親、妻という肩書を持っていたとしても、私は私の人生を謳歌させたい、そんな気持ちもあったからこそ、今もこうして活動を続けてこられています。自信は後からついてくることも多々ありますから、挑戦の意識を持って新しい働き方に挑んでくださいね。心から、仲間として応援しています!

(おわり)

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