会社員と個人事業主の「二足のわらじ」で夢の実現を

会社員と個人事業主の「二足のわらじ」で夢の実現を
ランサーズで活躍中のフリーランスを表彰する、年に一度のセレモニー「Lancer of the Year」。今年で5回目となる『Lancer of the Year 2019』は3月23日、東京・渋谷ストリームで盛大に開催され、スキルや経験を生かして輝くランサー6名を表彰しました。ここでは、会社員と副業ランサーの「二足のわらじ」を実現されている藤﨑勝雄さんに、ご自身の活動や副業ワークについての取り組み、今後の夢などについてお話を伺いました。
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『Lancer of the Year 2019』受賞の藤﨑勝雄さんが、副業で本業の収入を上回った理由とは?

新卒で大手広告代理店に就職し、広告運用やアクセス解析の業務に携わり、現在はマーケティングオートメーションツールを提供する会社に転職。そして副業で広告運用代行やアクセス解析ツールの導入支援などを行う藤﨑 勝雄さん。

副業としての活動が『Lancer of the Year 2019』の受賞に結びついたのには、どんなノウハウや工夫があるのでしょうか。その秘密に迫りました。

まずは「認定ランサー」になることから始めよ!


――『Lancer of the Year 2019』受賞おめでとうございます。副業としての活動が受賞という形になったわけですが、今のお気持ちはいかがですか。

今回、このような賞をいただけて本当に嬉しく思っています。私はふだん、アドテクノロジーの企業で正社員として働きつつ、就業時間後にランサーズを利用して、広告運用やアクセス解析のほか、マーケティングオートメーションツールの導入支援などをしています。

ランサーズに登録して今年で5年目になりますが、登録したてのころは、まず認定ランサーになりたいと思って評価や実績を積んできました。その結果、2年ほど前から認定ランサーになることができました。そのころから本業を上回るくらいの収入を得ることができるようになりました。これからもクライアントに価値を返していけるように頑張っていきたいと思っています。

――アドテクノロジーの企業で正社員として働いているとのことですが、新卒からずっと勤められているのでしょうか。

いえ、もともと大手の広告代理店に就職して、そこで主に広告運用やアクセス解析の仕事に携わってきました。その後、マーケティングオートメーションツールを提供する会社に転職して、ツールの使い方などをメールやチャット等を使用してサポートをする現職に就いています。

――ランサーズに登録して、どんな活動を始めたのでしょうか。

ランサーズに登録して、まず私の得意分野である運用代行やアクセス解析のプロジェクトに応募することから始めました。そうやって実績や評価を増やし、「認定ランサー」になることを目標にお仕事をさせていただきました。

2年ほどして認定ランサーになったら、ランサーズのアカウントに直接依頼のメッセージが増えてきたのです。現在では、プロジェクトに応募する割合は減って、直接依頼のお仕事をさせていただくことが多くなりました。

――認定ランサーになっても、すぐに受注増につながるというわけではありませんよね。藤﨑さんが受注を増やすために、なにか工夫されたことはありますか。

まず着手したのは「プロフィール」を充実させることですね。顔写真を登録し、もちろん実名で登録しました。そして自己紹介文やスキル欄を充実させました。工夫ではありませんが、本人確認や電話認証などのランサーズチェックを申請したのは言うまでもありません。

このようにランサーズで設定できる項目は、すべて設定したのです。登録して間もないころは実績も評価も少なかったので、Google関連の認定資格を取得して、ほかのランサーとの差別化を図りました。

副業が忙しくなり休む暇がなくなったという嬉しい悲鳴

――藤﨑さんは現在も正社員で勤務されていますが、副業する前と今とでは、生活リズムにどんな変化がありましたか。

平日の日中は本業のお仕事がありますから、副業はどうしても早朝や深夜の作業になります。さらに土日もクライアントとのミーティングや、新規クライアントとの商談が入ってきますので、あまり休む暇がなくなったというのが実際のところです。

――そのぶん収入が増えたということでもありますよね。現在は副業ですが、本業をしのぐ収入になったということで、独立してフリーランスとしてやっていく自信がついたのでは。

いえ、それはありません。毎年、副業での収入が増えているのは確かですが、こういった収入には波がありますので、しばらくは会社員兼個人事業主という「二足のわらじ」で活動していきたいと思っています。

報酬額が低くてもあきらめず地道に頑張れば道は拓ける


――しばらくは会社員と個人事業主の兼業ということですが、今後副業で何かやってみたいことや野望みたいなものはありますか。

そうですね……。個人事業主というのは累進課税ですから、ある一定の所得まで到達すると自分の会社を創業したほうが節税対策になるんです。それにクライアントの信頼性を高めるという意味でも会社間でやり取りしたほうが有利なので、法人登記は考えています。

――なるほど。確かに法人化はフリーランスの方にとっても、目標のひとつになり得ますね。今後、ランサーズのようなフリーランス支援のサービスを利用した働き方は、どのようになると思いますか。

すでに終身雇用制度は崩壊していて、リストラや増税など私たちのお給料は減っていく一方です。政府も「働き方改革」として副業を容認、あるいは推進する動きもありますので、今後もフリーランスや副業といった働き方を選ぶ方は増えると思います。

――藤﨑さんのように副業で『Lancer of the Year』を受賞するのは、ダブルワーカーの皆さんにとっても夢のある話だと思います。これからランサーズに登録しようと考えている方にエールをお願いします。

私はランサーズに登録して4年近くになりますが、登録して間もないころは月間の売り上げが1万円にも満たない状態でした。

しかし、いくら報酬額が低くても実績を積んでいけば、いきなり報酬額が高い案件の相談が来ることもあるんです。あきらめずに、地道に頑張ってほしいと思っています。

(おわり)

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