フリーランス活用企業のうち、77%が自社も副業を許可【働き方新時代の実態調査】

フリーランス活用企業のうち、77%が自社も副業を許可【働き方新時代の実態調査】
副業・兼業の推進が加速するなか、企業側の意識について調査しました。実に77.3%の企業が、自社でも副業を許可しているという結果。その中身について深掘ります。
LANCER SCORE
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副業解禁はどこまで進んでいる? 企業側の声を訊く

働き方改革の一環として、副業・兼業による柔軟な働き方が注目を集めています。THE LANCER編集部では5月に 働き方新時代の実態調査1 を実施しました。同調査ではランサーズでランサー(受注者)として登録する会員、かつ正社員として雇用されている働き手へのアンケート結果を発表しています。

今回は発注者(企業側)に対して、副業の浸透を伺うアンケートを実施。フリーランスに対して仕事を発注する立場の人たちは、副業についてどう考えているのでしょうか。

【調査対象・期間・方法】
調査時期:2017年6月15日~19日
調査対象:ランサーズに発注者(仕事を依頼する側)として登録している会員
調査方法:編集部によるオンライン調査
有効回答数:89人(社)

働き方新時代の実態調査ー副業に対する企業側の声

※画像はクリックで拡大できます

働き方調査5月副業編

実態調査レポートー企業まとめ

調査結果からわかったのは、自社で副業を許可していないにも関わらず、副業を行なうことに対しては肯定的な人が大半を占めているという現状でした。企業によって副業を認めるか認めないかは意見が別れるところですが、世の中が副業推進に大きく傾いたとき、副業を許可する割合にも大きな変化が起きると考えられます。

副業を肯定する理由について、フリーテキストで回答をいただきました。最後にその内容をご紹介します。

◎お互いにメリットを有すれば良い
◎最終的に自社にとって有益となるから
◎給与だけだと生活が苦しいので
◎業務時間外はプライベートであるため
◎正社員だが給料が安くて生活が困難なので
◎ひとつの会社に頼る時代は終わった
◎(許可されているのであれば)収入を増やす事は、生活から仕事の意欲まで向上させると思う
◎本業に差し支えなければ、とやかくいうことではない
◎内容にもよるが、副業する人間のほうが、自立心が高い傾向にあり、本業にも作用している
◎収入源がひとつだけと言うのは将来的に不安がある
◎自分の将来を会社や国の政策(年金など)に左右されず、わが身は自身で守るため
◎能力を幅広い分野で生かすことで、その人の能力向上も期待できる
◎成長につながる
◎会社が社員とその家族すべての生活を抱えなくても良い
◎副業をしている社員の方が物事を多角的に捉えているから
◎視野が広がる。海外では副業・兼業あたりまえ
◎副業を止めたり、禁止したりする時代ではない
◎本業において報酬に見合ったアウトプットならば、それ以外の時間を何に充てようと自由
◎収入面、趣味、人脈等にはメリットがある
◎自由裁量で働ける幅があった方が、これからの社会に適応しやすい
◎本人の技術や余った時間の有効活用が社会へ役に立つ
◎人生を主導的に生きている人だと思う
◎知識が向上して、本職に還元されるのは良いこと
◎自主性・主体性・向上心が感じられる
◎日本の古いひとつの職業だけという現場に発展は無い
◎会社に依存しない人生設計ができる。スキルや視野が広がる
※回答内容原文

以上、働き方新時代の実態調査をお届けしました。次回以降も企業・働き手のリアルな声をレポートしますので、ご期待ください。

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