昼は経理、夜は副業エンジニアという二児の母

昼は経理、夜は副業エンジニアという二児の母
村田 彩さんは経理として働きながら、終業後や休日にエンジニアとして副業を実践しています。せっかくやるなら、自分の好きなことでお金を稼げるようになりたいと話す村田さん。副業は彼女の生活にどのような影響を与えているのでしょうか?
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副業で更に技術を磨き、収入獲得機会を増やす

千葉県にある産業廃棄物のリサイクルなどをおこなう会社で働く村田 彩さん。経理職として勤務しながら、業務後や休日に副業でWeb制作・システム開発をおこなうエンジニアです。

二人のお子さんを育てながらの副業は、時間の制約もあり簡単ではないと話します。しかし、隙間時間を有効活用して学びの時間を作り、技術のレベルアップを図りながら、限られた時間の中で副業で収入を得ています。

副業を始めたことで、本業にもよい影響があると話す村田さん。どちらの仕事も毎回新鮮な気持ちで取り組めるといいます。

副業をおこなうのは収入のためという部分が大きいそうですが、せっかく時間を使ってやるのであれば、自分の好きなWeb制作、システム開発でお金を稼げるようになりたい。いずれは、フリーランスへの転身なども視野に入れています。

副業という働き方でスキルアップと収入の獲得を目指す、副業実践者のお話を伺いました。

週5.5日勤務しながら、子育てと副業をおこなう

ーー本業のお仕事について教えてください。

本業の勤め先は、産業廃棄物のリサイクルや一般ごみの収集運搬をおこなう会社です。従業員は全体で80名ほどですが、私のいる事務所では約10名の従業員が働いています。

担当業務は経理で、請求書の発行・管理から、小口現金の管理や経費精算など。ただ、小人数の事務所なので経理以外の仕事にも、都内の飲食店への事業用ごみ袋の発送など、日々発生する事務作業などにも幅広く携わっています。

いまの会社は働き始めてから2年ほどになります。前職は5年ほど勤めたのですが、同じく経理を担当していたので、経理職としてはもう7年のキャリアになりますね。

会社の仕事は、月末月初はどうしても忙しくなりますが、基本的に残業はほぼありません。社員に残業をさせない方針なので、1日に1時間の残業をすることもめったにないんです。

ーー副業の時間はどうやってつくっていらっしゃるのでしょうか?

副業は仕事が終わった後や休日におこなっています。隔週で土曜日の出勤もありますが、残業や突然の休日出勤がないので、就業時間外のスケジュールが立てやすいのは助かっています。

ただ、業務以外の時間をすべて副業に充てられているかというと、そういうわけではありません。小学生の子どもが二人いるので、平日は18時に会社が終わって帰宅し、子どもたちの面倒をみて、副業はそれからということになります。

本当はもっと副業に時間を使いたい気持ちもあるのですが、子どもたちが手を離れるようになるまでは我慢ですね。

副業に使うことのできる時間は限られているため、有効に活用するよう心がけています。なかでも移動時間や休憩時間などの隙間時間は、調べ物や勉強に使うなど、少しでも無駄にならないよう工夫するようになりました。働き方の工夫、生産性を高める知恵を絞るようになったのも、副業をはじめて良かったことかなと思います。

副業でスキル磨きと収入アップを目指す

ーーどのような副業をおこなっているのでしょうか?

会社員としては経理の仕事をしていますが、副業ではWeb制作やシステム開発を行なっています。きっかけは、趣味でやっているバドミントンチームの仲間が紹介してくれたから。副業歴は2年弱、いまの会社に入ってからのスタートです。

経理職の私がWeb制作をしているのを不思議に思うかもしれませんが、実は高校生の頃からやっていまして。といっても完全に趣味なんですが、友人と一緒にWebサイトをつくっていたんです。

好きでやっていたWeb制作を仕事にする日が来るなんて、当時は思ってもいませんでしたね。副業で得ている収入は月に数万程度ですが、自分の好きなことで報酬が得られるのは嬉しいです。

本業との両立は簡単ではないですが、現在の働き方は気に入ってはいます。副業をしていることで、本業も副業もどちらも新鮮な気持ちで取り組めるんです。どちらもマンネリ化せず、仕事にポジティブに向き合えているのは副業を始めたからこそかなと思います。

ーー今後の展望を教えてください

副業の主な目的は収入を増やすことなんですが、いずれはWeb制作・システム開発を本業にしたいという気持ちもあるので、そのための準備期間とも考えられるかもしれませんね。今後IT企業への転職などもあるかもしれませんし、フリーランスとして活動することもあるかもしれません。雇用形態にこだわりはあまりなく、好きな仕事ができるほうがよっぽど重要なんです。

ただ、子どもたちの生活のためにも、自分の腕を上げてもっとお金を稼げるようになりたいとは思っています。お金を稼ぐことを、自分のやりたいことで叶えられたら素敵だなと。

休日でも時間があると、いつもスマホを見ています。コードの技術を学んだり、開発関連の調べ物をしているんですけど。子どもたちからすれば、お母さんはいつもスマホばっかり見て遊んでると思っているかもしれませんね。

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